大学・大学院用語シリーズ「Grade」

オーストラリアの大学・大学院用語シリーズ、第10弾は「Grade(グレード)」。
皆さんが気になる「成績」のことですね。

大学に入ると「HD取ったー!!」とか「なんとかPとった!」とか、そういった会話が聞こえてきます。

HDは「High Distinction」の略で一番いい成績、Pは「Pass」で、成績的にはぎりぎりでクリアして単位はなんとか落とさなかった、といった感じです。

成績の記号を順番に並べる、「HD=High Distinction」「D=Distinction」「C=Credit」「P=Pass」となります。

ご参考に各大学の学士号コースの成績をお知らせ致します。成績評価方法は大学によって異なりますが、50%未満が「Fail」となり、単位を落としたことになります。

■フリンダース大学、ウーロンゴン大学、シドニー工科大学、マッコーリー大学、オーストラリアンカソリック大学、ジェームスクック大学、クイーンズランド工科大学、サザンクロス大学、サンシャインコースト大学

HD:85-100%
D:75-84%
C:65-74%
P:50-64%

■マードック大学、西オーストラリア大学、エディスコーワン大学、ディーキン大学、RMIT大学、スインバン大学、タスマニア大学

HD:80-100%
D:70-79%
C:60-69%
P:50-59%

■南オーストラリア大学

HD:85-100%
D:75-84%
C:65-74%
P1:55-64%
P2:50-54%

■クイーンズランド大学、グリフィス大学、ジェームスクック大学
7:HD
6:D
5:C
4:P

■メルボルン大学

H1:80-100%
H2A:75-79%
H2B:70-74%
H3:65-69%
P:50-64%

■ラ・トローブ大学

A:80-100%
B:70-79%
C:60-69%
D:50-59%

■ビクトリア大学

A+:90-100%
A:85-89%
A-:80-84%
B+:75-79%
B:70-74%
B-:65-69%
C+:60-64%
C:55-59%
C-:50-54%

■カーティン大学

10:100%
9:90-99%
8:80-89%
7:70-79%
6:60-69%
5:50-59%

各大学のページに成績評価の詳細の案内もありますので、気になる方はご確認下さい。

大学・大学院用語シリーズ
第1弾「Credit(クレジット)
第2弾「Major・Minor(メジャー・マイナー)
第3弾「Tutorial(チュートリアル)
第4弾「Degree(ディグリー)
第5弾「Tuition Fee(トューイション・フィー)
第6弾「Accommodation(アコモデーション)
第7弾「Scholarship(スカラーシップ)
第8弾「Compulsory・Elective(コンパルソリー・エレクティブ)
第9弾「Orientation(オリエンテーション)

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する