大学・大学院用語シリーズ「Scholarship」

オーストラリアの大学・大学院用語シリーズ、第7弾は「Scholarship(スカラーシップ)」

日本語でも最近「スカラーシップ」と書いてあるものを見かけますが、「奨学金」のことです。
オーストラリアの奨学金については、大学・大学院のご相談で多くご質問を頂きます。
オーストラリアの大学・大学院によっては、学費免除の奨学金を提供しているところもあり、返済型ではなく給付型です。返済不要の給付型の奨学金ですので、利用することができれば費用面でかなりの助けになりますが、ほとんどは成績優秀者が対象となります。

例えば、メルボルン大学の学士号では成績に応じて10,000ドル(約88万円)、50%、100%免除の奨学金の設定があります。

「なんて魅力的!」ですが、大学準備コース(ファウンデーション)の成績98%以上、国際バカロレア(IB Diploma)は44以上はなければ、選考の対象にも引っかかりません。

「ほぼ満点の成績、そんなの無理だー!」あきらめないでください。

実際に奨学金を受けている日本人留学生もいますし、大学によっては狙いやすい奨学金もあります。

❑スインバン大学
スインバン大学65%以上の成績から狙える奨学金があり、さらに毎年5%ずつ奨学金適用率がアップするという嬉しい得点付き!詳細は「スインバン大学奨学金のお知らせ」をご覧ください。

❑マッコーリー大学
マッコーリー大学では、成績は関係なく日本国籍であれば、5,000ドル(約44万円)の奨学金を受けることができます。詳細は「マッコーリー大学奨学金のお知らせ」をご覧ください。

❑ウーロンゴン大学
ウーロンゴン大学の奨学金は、2つの奨学金を合わせて最大40%学費免除にすることができます。詳細は「ウーロンゴン大学より奨学金のお知らせ」をご覧ください。

❑南オーストラリア大学
南オーストラリア大学では、授業料25%と50%オフになる奨学金があり、50%の奨学金はGPA5.0(4.0スケールではGPA2.9相当)から狙うことができます。詳細は「南オーストラリア大学より奨学金のお知らせ」をご覧ください。

❑ジェームスクック大学
ジェームスクック大学は、タウンズビルとケアンズにキャンパスがありますが、ブリスベンにビジネス系コースを開講しているキャンパスがあります。ブリスベンキャンパスでは、入学後の成績によって、1,000ドル(約8万8千円)、500ドル(約4万4千円)、250ドル(約2万2千円)の奨学金設定があります。

他にもオーストラリアの大学・大学院が提供している奨学金はありますので、詳細はお問い合わせ下さい。

オーストラリアの大学・大学院が提供する奨学金一覧はこちら。
留学生OK!オーストラリア大学・大学院奨学金一覧
大学・大学院用語シリーズ
第1弾「Credit(クレジット)
第2弾「Major・Minor(メジャー・マイナー)
第3弾「Tutorial(チュートリアル)
第4弾「Degree(ディグリー)
第5弾「Tuition Fee(トューイション・フィー)
第6弾「Accommodation(アコモデーション)

※※備考※※
・本ブログの料金情報は2017年8月30日現在のものを参考にしています。
・ご参考の日本円は、1ドル=88円換算としています。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する