大学・大学院用語シリーズ「Accommodation」

大学・大学院用語シリーズ、第6弾は「Accommodation(アコモデーション)」

大学・大学院に限らず、語学留学やワーホリの方にも関係する言葉で、グーグルさんで日本語検索をすると「収容」と出てきましたが、「住まい」や「宿泊施設」の意味です。

学生寮、学生アパート、ホームステイ、シェアハウス等、全てまとめて「Accommodation」と呼んでおり、大学キャンパス内の「On-Campus Accommodation」と、大学外の「Off-Campus Accommodation」があります。

進学をされる場合の、主なAccommodationオプションをご紹介します。

■ホームステイ
留学で最もよく知られた滞在方法ではないかと思いますが、ホームステイは大学・大学院進学の場合にもご利用頂くことができます。長期間ホームステイで滞在する方は少なく、1ヵ月~数ヶ月ホームステイをしてシェアハウスへ引っ越しをします。

ホームステイの手配先によって費用は変わりますが、例えば、ブリスベンでのホームステイはこちらの費用となります。

手配費:280ドル(約2万5千円)
滞在費:週295ドル(約2万6千円)
※平日朝晩2食、休日3食付きの場合(手配会社AHN)。

■カレッジ(College)
カレッジは、学校ではなく学生寮を意味します。

カレッジがおそらく一般的にイメージができる大学の学生寮で、基本的に食事がついており、上級生のメンターがついたり、色々なアクティビティやイベントがあったりと、カレッジが1つのコミュニティとして機能しています。

誰でも入居ができるわけではなく、推薦人が必要であったり、インタビュー等のセレクションプロセスもあります。

例えば、西オーストラリア大学のSt George's Collegeの場合。

費用:2月-11月契約で19,450ドル(約171万円)
※1日3食の食事、アカデミックサポート、各種イベント・アクティビティへの参加、カレッジ内施設・設備の利用が含まれます。

■学生アパート・ビレッジ(Student Apartment/Village)
学生アパート・ビレッジは、学生用の住まいです。

学生アパート・ビレッジは、日本の大学生が一人暮らしするような1Kタイプ(「Studio:スタジオ」と呼ばれます)、ご自身のベッドルームがありバスルームやキッチン等をシェアするタイプ、ベッドルームをシェアするタイプのもの等、色々とあり、部屋タイプや条件によって費用も変わります。

例えば、メルボルンのRMIT大学の学生が利用する学生アパート、RMIT Villageの場合。

部屋タイプ:1~2ベッドルーム
費用:2月-11月契約で部屋タイプによって15,000ドル~24,400ドル(約132万円~215万円)
※1週間あたり375ドル~600ドル(約3万3千円~5万3千円)となります。
※食事の提供はありません。

■シェアハウス
上記ご覧頂くとわかる通り、カレッジや学生アパート・ビレッジはそれなりに費用がかかります。
コスト面を考えますと、シェアハウスが一番経済的かもしれません。

シェアハウスは、一軒家をシェアしているもの、アパートの部屋をシェアしているもの、2人で住んでいる場合もあれば、5人の住人がいる等、様々なタイプがあります。

家賃の幅は、条件や立地、都市によって様々ですが、ご自身のベッドルームがあるタイプのシェアハウスで、週150ドル~200ドル(約1万3千円~1万8千円)程で探すことができます。他の人とベッドルームをシェアするタイプのものでしたら、さらに費用を抑えることもできます。

シェアハウスは、日本のように不動産屋が介しているケースは少なく、個人と個人の契約になります。そして、インターネットからも探すことができますが、立地が悪かった、条件が違った等、トラブルになりやすいので、必ず現地で物件を見学して、シェアオーナーと条件を確認してから入居するようにしてください。

大学・大学院へ進学をして勉強に集中するには、住まいは大切です。住まいのご希望やご予算をお考え頂き、ご自身に合ったAccommodationを見つけるようにしてください。
大学・大学院用語シリーズ
第1弾「Credit(クレジット)
第2弾「Major・Minor(メジャー・マイナー)
第3弾「Tutorial(チュートリアル)
第4弾「Degree(ディグリー)
第5弾「Tuition Fee(トューイション・フィー)

※※備考※※
・本ブログの料金情報は2017年5月16日現在のものを参考にしています。
・ご参考の日本円は、1ドル=88円換算としています。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する