実は、ゴールドコーストからブログをお届けするのも今回が最後になりました。
先週末、ずーっと週末のルーティンだった「カフェでブランチからのビーチウォーク」をしながら、私にとってゴールドコーストってどんな場所だったのかなと考えていました。
気候のせいか、癒やしを与えてくれるビーチのせいか…ゴールドコーストには穏やかな時間が流れています。せかせかしている人を見かけることもありません(冬でもスーツで歩いている人はレアキャラ的な存在です)。そんな癒やしのある場所だからこそ、私はストレスの溜まるいろいろなことにチャレンジできたと思っています。
語学学校に通っていたある日のこと。いろいろな事情で(?)私は上のクラスに上がることになりました。先生は「君なら大丈夫」と背中を押してくれましたが、最初の一週間は授業の内容はおろか、今何をしているのかさえわからない状況に落ち込むばかり。それでも食らいついていけたのは、何も考えずにビーチ沿いの美しい景色を眺めながらランニングしたりしながらリセットする時間があったからです(もちろん先生やクラスメイトのおかげもありますが)。
そして、大学院への進学は本当に大きなチャレンジでした。入学当初、規定の英語力はクリアしていて授業にはついていけるものの、周囲の学生から英語力は劣っていたのは明らかだったし、チュートリアルで発言しても「Perdon?(もう一回言って)」の繰り返し(口を大きく動かして話そう!)。さらにはクラスはおろかキャンパスでも日本人を見かけないような環境だったので、どんなに教科書を読み込み、グーグル先生に聞いてもわからない場合、理解するのは大変でした(日本人のクラスメイトがいたら噛み砕いて説明もしてもらえたかもしれないのにといつも思っていました)。
時間が経つに連れて、私の英語もクラスメイトに届くようになり、実務経験があったおかげで簿記などより実践的な科目は得意なのを認めてもらえると、一緒に勉強しようと誘ってくれる友だちも増えて楽しくなりましたが(大きかったスタディ・バディの存在)、それでも課題の締め切り前や試験前はいつも「これでいいのか」という不安と迫ってくるデッドラインにストレスで押しつぶされそうでした。
そんな大学生活も、ビーチで深呼吸する時間があったからこそやり遂げられたと思っています(リラックスに最適!キーラ・ビーチ)。
日常のやるべきことを頑張る時間と休日ののんびりした雰囲気に浸る時間。このバランスがあったからこそ、私にとってゴールドコーストはチャレンジする自分、諦めない自分に出会えた場所になったと思います。
みなさんが留学生活を送る場所はみなさんにとってどんな場所になるでしょう?それぞれの場所がそれぞれを成長させてくれる、新しい自分に出会う素敵な場所になり、また、留学後もそんな自分を思い出させてくれる、何かに迷ったときに背中を押してくれるそんな場所になるといいですね。
7月からはアデレードで新しい生活が始まります。この場所が私にとってどんな場所になるのか楽しみです。