ラウンドのススメ 東海岸を車で行ってみた(最終回)

オーストラリア東海岸を車でプチラウンドしてきたお話の最終回です。
その1はこちら→ ラウンドのススメ 東海岸を車で行ってみた(1)
その2はこちら→ ラウンドのススメ 東海岸を車で行ってみた(2)
その3はこちら→ ラウンドのススメ 東海岸を車で行ってみた(3)
その4はこちら→ ラウンドのススメ 東海岸を車で行ってみた(4)
その5はこちら→ ラウンドのススメ 東海岸を車で行ってみた(5)
その6はこちら→ ラウンドのススメ 東海岸を車で行ってみた(6)

駆け足で計7回になりましたが、過去分も読み返してくれると嬉しいです。

さて最終回ですが、一番伝えたかったことを書こうと思います。
オーストラリアを1周でも半周でも、東側、西側だけでも、何らかの形でラウンドするのは良い事だと。。
「ラウンドって良いじゃん!」とおススメする最大の理由は、ラウンドを経験したワーホリメーカーからのいろんな話を聞いているからです。当然、イイ話ばかりではなく、むしろトラブルばかりの日々を、こうやって解決(乗り切った)した、トラブルのときに人の親切が身に染みた、人に優しくなれる、など、話の密度がとても濃いのです。どういうルートで、どんな方法で、、などの形じゃないんですよね。

ラウンドは、とても不便な思いをする貧乏旅行だったりしますが、そのうち不便なことさえ楽しくなるし、最近はセカンドワーホリのためにファームジョブを探して移動してたらラウンドになっちゃった人もいますし、ラウンド途中で金銭的にピンチだからファームジョブを求めて移動する人もいます。
理由や方法は何であれ、都市にいるだけでは、なかなか判らないもの、ガイドブックになんかには絶対に載っていない何でもない海辺の小さな街で見た美しい海辺だったり、見渡すばかりの高原の緑、どこまでも続く真直ぐな道と青い空、など、、そんな場所で数時間佇んでいるだけでも「人生観変わる」し「何をオレは小さいことで悩んでるんだ」ってなりますよね。

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旅先やファームジョブでいろんな人と語らい、時には親切を受け、親切を返し、経験をすることで人に優しく、自然に優しく、外見に表れない内面的な成長が得られるんじゃないでしょうか。自分はラウンドから帰って来た活き活きしたワーホリメーカーを見るとそう思うのです。

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そしてヤッパリ「英語の出来る・出来ない」でラウンドの楽しみ・深みは全然かわってきます。実際に現地では口が酸っぱくなるほど言ってますが英語はよりワーホリ生活を有意義にしてくれる武器です。磨けば磨くほどより効果を発揮します。

それに今回の車で移動してみて感じたことは、田舎に行けば行くほど実は気軽に話しかけてくるオージーも多いですし、そこから英語で得られる情報は日本語では集めることが出来ない情報ばかりです。しかも、そこに「価値」がある。日本語でのみ情報収集している人との差が見るもの・経験するもの・の違いに表れます。

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自分の11日間ほどの車旅行でも、それなりに感じるものは多かったのですから、ワーホリで本気でラウンドしたらもっともっと良い経験できるんじゃないかなーと。同じラウンド経験するならラウンド方法も、英語もより美味しい経験が出来る方が楽しいし、成長できますよね。この英語を外してしまうと、美味しい部分を味わえないのですから勿体ない。ファームジョブをゲットするのだって日本語じゃ限界ありますから。

齋藤 新 / Arata Saito

オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。1999年、経済連を退社し、ニュージーランドに留学→2000年、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスでのサポートと様々な形で留学生と接する日々。このカウンセラーに質問する