前回までのブログで、こちらでの仕事探しについて
履歴書の準備、実際履歴書をお店に配りに行ったことについてレポートしてみました!
オーストラリアでは履歴書が通過するとほとんどの場合、実際に数時間店舗で働く実技試験、”トライアル”が待っています。そこでの働きぶりを見られ、合否が決まります。
お店から指定されたトライアルの日時まで、1週間ありました。
なんと、サタデーナイト…とても忙しいのでは?とドキドキに拍車がかかります。
トライアルは初めての経験でしたのでわからないことだらけ。周りの友人に相談しつつ準備しました。
■事前準備
・接客英語の勉強・メニューをできるだけ覚える
・友人と接客ごっこ(お客様が入ってきたところから帰るまでを演技しながら練習)
・ホールでの動きを脳内シミュレーション
・困った時に使えそうな英語フレーズを覚えておく
全てやっておいて役だったなぁと、トライアルが終わってほっとした時に思いました。
■トライアル当日
当日大事になるのは1つ。”この子となら一緒に働けそう”と思ってもらうこと!”肝に命じた3項目
①テーブルナンバーを確実に覚える(料理の運び違いやお客様のご案内を間違えないため)
②動きを止めない(何かしらに気づいて動く!ボケっとしている姿は絶対見せない)
③一番の笑顔で頑張る(逆にそれしかできない。涙)
当日は17:30からと言われていたので10分前に指定の服装である白シャツ、ジーンズ、スニーカーでお店に行きました。
エプロンを渡され身につけると
ボス「今日は彼(先輩スタッフ)と一緒にRoom1をお願いするからね。頑張ってね!」
とだけ言い残しお客様のところに飛んでいきました。
ざっくりすぎる説明ありがとうございます。
直属の先輩は笑顔がさわやかなイタリア人男性。Room1という70席程度のお店の1区画を先輩と一緒に担当することになりました。
先輩からはテーブルセットの方法を教えてもらいましたが、あれよあれよという間にどんどんとお客様が入ってきて、あっという間に満席!
ゆっくり教えてもらう時間はありませんでした。これぞ実践!苦笑
この時、接客ごっこをしておいて本当に良かったと思いました。
トライアルでの仕事内容
席へのご案内
ドリンクメニューのご案内とお水のお伺い
オーダーを取る
オーダーを先輩に伝える
商品をサーブする
下げ物
テーブルセッティング
カテラリー(フォークやナイフ)磨き
お会計案内
お店はさすがサタデーナイト、4回転したテーブルもあったほど大激混みでした。
思っていた3倍忙しかったです。
トライアル中はとにかく必死で、時が経つのも忘れました。それよりもなんとかお店を回さなきゃとスタッフと一緒に駆けずり回りました。先輩のさわやかな笑顔が消え、他のスタッフも必死。
22:00過ぎに「ありがとう、好きなピザ食べていいよ!」とボスに声をかけられ、ドッと疲れがやってきたのを覚えています。仕事自体はもちろん完璧にはできませんでしたが、肝に命じた3項目については最後までやり切りました。
賄いを頂いているとボスがやってきて、連絡先を教えてくれ、シフトの話をしてくれました。
M「え、え、それってOKってこと!?涙」
と言うと頷くボス。勢いあまり、ありがとうとハグしたのでした。
仕事探しはなかなかうまくいかないこともあったりしんどい思いをすることもありますが、きっといい場所が見つかるはずです!
自分をステップアップさせるいいチャンス!みなさんのオーストラリアでの就活がうまくいくよう願っています!
お仕事探しをする方は是非下記の記事も読んでみてください♪
ローカルジョブ 仕事探しの心意気
一歩下がらない力
アルバイト探しのコツ!!
PS
特に役立った英語“ オーダーを確認させていただいてもよろしいですか? / “ Let me confirm your order.”
→お客様のオーダーを自分で復唱することでミスを防ぐ。
“確認して参りますね! / ”I will check for you”
→わからないことだらけだったので頻発しました。笑
メニューを覚えて臨む=当日の焦りが軽減!
お店のウェブサイト(オフィシャルサイト/Trip Advisorなど)から料理の写真を見て、写真と名前を結びつける練習をしてみました。当日はオーダーを取るときにしっかり単語を聞き取りやすくなっていましたし、サーブするときに「こちらは◯◯です」と言うことができました。
メニュー名はイタリア語。有名なピザやパスタ以外の豊富にある一品料理やサラダ、サラミやチーズの名前は聞いたこともなかったので覚えるのに苦労しましたが、お腹のすく楽しい勉強にもなりました♪
笑える困ったお客様
「頼んだポテトがイメージと違ったわ。まだ一口も食べてないからキャンセルして?」
日本人的感覚で考えるとそんなことありえないと思い、聞き返したけれどやはりそういったご要望。”お客様、それはいわゆるワガママでは?”という気持ちはぐっと飲み込み、先輩にすぐ報告。