先日ブリスベン支店の林が、「一歩下がらない力」というブログで、粘りにねばってハンバーガ屋で仕事をゲットした台湾人のストーリーを書いていました。
最近知り合ったマレーシア人が、これと似たような心意気で仕事を見つけていたのでご紹介。
彼の場合は、ローカルの仕事ではなく、日本食レストラン。
日本語が好きで、会話ができる日本語力は持っている彼、「勉強にもなるし日本食レストランで働きたい!」と、とある日本食レストランにレジュメを持っていきました。そして、残念ながら「今は人がいっぱいだから必要ない」と断られました。
多くの日本人なら断られたらそこで引き下がると思います。
でも、翌日、彼がとった行動は、
「あたかも雇われたようにお店に入っていくこと」
「どうも~今日もがんばりましょう!さあ、何から始めます!?」とお店に入っていきました。
いや、その根性すごいです。
スタッフの皆さん「ポッカ~~~~ン」です。
で、結果どうなったか。
店長に「出ていけ」と言われ、つまみ出されてしまいました。
これはもうあきらめざるを得ません。
さらに、翌日、彼はさらにお店に乗り込み、何をしたか。
「じゃあ、雇ってくれるまでお店の前に座ってるね!!」
と朗らかに宣言して座り込み。
そしたらついに店長が、「負けたよ」と言って雇ってくれたそうです。
下手をしたら警察を呼ばれている可能性もあるのでやり方は考えなければなりませんが、この心意気が大切だと思います。
彼の場合は日本食レストランですが、日本人留学生でローカルで仕事を見つけている人は、一度じゃあきらめていません。何度も同じ店にレジュメを持っていく、レジュメ配りの枚数が10枚、20枚のを量じゃない、タダでもいいからとりあえず働かせてみて等々、しつこく食い下がっています。
雇う側の視点に立つと、オーストラリア人と留学生、オーストラリア人を雇ったほうがビザの制限もないし、コミュニケーションもスムーズで楽です。それでも留学生である日本人を雇いたいと思わせるにはどうすればいいのか、できるだけ英語力を身に着けておくことはもちろんですが、林のブログでも書いているように「自分を魅せる力」「一歩下がらない力」が必要になるんだと思います。
ちなみにマレーシア人の彼の場合、雇われたのはいいものの、お客様からのお店予約の電話に「うんうん、わかった、で、何時に来る?」と対応して、店長にめちゃくちゃ怒られたそうですが・・・。
「ローカルで仕事を探したい!」と考えている留学生は、ちょっと図々しいくらいの心意気で、レジュメ配りをしてみてください。ローカルでの仕事探しは、「ワーホリ男、ローカル仕事の見つけ方」や「ローカルジョブをゲット-履歴書編-」もご参照ください。