自転車で転けました【回復編】

年明け1月7日、かなりド派手に転けることから始まった2017年。

緊急外来で右腕を20針縫ってもらい、右肩も1週間は上がらず、右腕が曲がらない、、数日ゾンビのように歩いていました。

【ここまでのおさらい】
トライアスロンの自転車練習中に転け、救急車で運ばれる
(自転車で転けました【救急車編】)(1月7日)
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緊急外来で治療を受ける
GP(一般開業医)への手紙をもらう。入院せず帰宅
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ブリスベンシティにあるGP、さくらファミリークリニックで初診
(自転車で転けました【GP編】)(1月9日〜)
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Citi Scan Radiologyでヘッドスキャン
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さくらファミリークリニックで抜糸。(1月16日)
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Citi Scan RadiologyでMRI、レントゲン、ウルトラサウンド
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MRIで右肘に異常あり、原因分からず
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1月25日に電話をしたが、専門医の予約を取れたのは3月14日
(途方に暮れる・・)

専門医の予約が取れた時点で、腕が曲がるのはわずか。髪が自分で結ぶことは出来ないので、短く切りました。

そして、何が出来るか考える。
とりあえず自分でインターネットにて原因、他の肘専門医を調べてみる。

しかし、やはり一般人にはよくわからなかったため、再度サクラファミリークリニックのまゆみ先生にメールで相談。

「このままでは生活に支障があるので、生活が少しでも楽になるように専門医の受診までに何か出来ることはありませんか。」と質問。

そして紹介されたのは、Occupational Therapy(作業療法)の受診。

紹介されたのは、シティや郊外にもあるEKCO hand therapy

1月27日(金)に予約の電話をし、1月30日(月)に受診。(ここはとっても早かったです!)

紹介状や今までの検査結果はさくらファミリークリニックから届いてはいますが、初めは細かくどのように事故が起こったか説明。

この日、測ってみると腕が曲がったのはたった30度。

そして、「Soft Tissue Injuries(軟部組織損傷)だね」と教えてもらいました。(※tissueとは、ティッシュペーパーだけでなく、組織という意味もあります。)

骨以外の皮膚や皮下組織が損傷していたようで、腕が曲がらなかったようです。

使わないと元には戻らないということなので、腕を押されながらのリハビリ&マッサージ。

とっても痛かったです。。。

宿題として、肘を動かす運動を3種類教えてもらい、その日は帰ることに。次の予約は1週間後(2月7日)。

毎日欠かさず宿題トレーニングを行っていたので、90度まで曲がるようになった時・・・・本当に嬉しかったです。

次の予約時(2月7日)にはだいぶ腕が曲がるようになり、この時は130度!

完璧とはいかないけれど、右手でお箸が使える、左手に持ったお茶碗でご飯が食べれるようになりました!

腕の筋肉を戻すための運動を教えてもらい、帰宅。

そして、2週間後(2月21日)に再受診。

この時は140度まで曲がるようになり、日常の生活では痛みが出なくなりました。

ということで、Occupational Therapy受診も3回で終了。

今回私はOccupational Therapist(作業療法士)の受診となりましたが、理学療法士のお友達に聞いたところ、通常私のような怪我後のトレーニングのためには、Physio Therapist(理学療法士)への受診の方が良かったようです。

作業療法士は手先や手の動き、理学療法士は腕などの筋肉を戻すためのトレーニングをサポートしてくれる方達です。

私が通った作業療法士のサポート、アドバイスできちんと結果が表れたので、作業療法士での治療を継続しました。(腕の固定も必要かも?ということで、作業療法士の受診になったのだと思います)

最初はこのまま腕が曲がらないのではないか?という不安もありましたが、きちんと曲がるようになってよかったです!

今回少し困惑したのは、GP→専門医の予約までの空白期間をどう行動するかということ。きちんと自分で考え、どのようにしたいか自分で伝えなければ何も起こりません。

私の友達に聞いたところ、専門医の予約が1ヶ月半先というのはあまり遠くないし、むしろ普通のようです。

私の場合、腕が曲がらない状態(1月下旬)から3月14日までの専門医受診を待つのは無理だと判断、自分で調べ、さくらファミリークリニックのまゆみ先生に相談しました。

日本とオーストラリアで違う医療システム。

すぐに専門医に診てもらえず、原因が分からず不安な日々でしたが、今はトライアスロンの練習にも戻り、肘も曲がり99%復活しました!
(体が元の状態に戻る過程で運動をしすぎるとまだ痛みが出るので、1%残しておきました)

顔も含め色々な箇所に傷が残りましたが、治って良かった!と割り切って、傷跡は勲章ということにしたいと思います。

毎週月曜日に行っている生活オリエンテーション内でもオーストラリアでの医療システムの説明をしていますが、まさか自分が救急車→GP→専門医受診を経験するとは思ってもいませんでした。

自転車で転けたことをブログにも書いていたため、担当しているお客様がブリスベンに到着した際やカウンセリング中のメールで「腕は大丈夫ですか?」とご心配下さいました。

ご心配頂きました皆さん、ありがとうございました。私はなんとか復活しております!

専門医の予約はもちろん取り消してはいないので、念の為チェックアップのために受診をしようと思います。

最後に1点。
オーストラリアでは自転車に乗る時はヘルメットの着用が義務付けられています。

ママチャリでも、ロードバイクでもどんなタイプの自転車に乗る場合でもヘルメットは必須です。

私が転けた後のヘルメットはこんな傷だらけ、ヒビがはいっていました。(そしてサングラスもかなり傷跡が・・)

ヘルメットがあって良かった、きちんと被っていて良かったと心の底から思いました。

ブリスベンは平坦な道も多いですが、坂道もそれなりに多い街です。

そのため、下り坂でスピードを出して乗ることがあるかもしれません。

もしものために、ヘルメットは自分の頭に合ったものを必ず着用しましょう!

値段や色で決めてはいけませんよ!

つづく

常盤 恵 / Megumi Tokiwa

オーストラリア、ブリスベン在住。豪政府公認留学カウンセラーPIER認定資格保持(QEAC登録番号:J249)。小学校の特別支援学級の担任を経て、オーストラリアに留学。シドニー到着後、自転車人口の多さに驚き、ロードバイクデビュー。その後、ワーキングホリデーで再渡航し、留学代理店で働き始める。留学サポート業務の魅力に出会い、2014年7月から現職。ブリスベン支店より留学カウンセリングと現地サポートを行う。
2016年からはトライアスロンを始め、ローカルチームに加入し毎朝5時15分からの練習に参加のため、早寝早起きの毎日。目標は高く日々トレーニング中です!
※ブリスベン支店スタッフとして2019年12月まで勤務(ブログはその当時の内容となっています)このカウンセラーに質問する