ワーホリ成功の鍵は出発前の準備にあり 第3弾:英語力

“英語が話せるようになりたい”

多くの人にとって、これがワーホリに行く一番大きなきっかけではないでしょうか。

確かに“英語を話せる”ことのメリットは計り知れません。

交友関係が広がる
手に入れられる情報量が増える
できる仕事の幅が広がる
海外で生活することに困らない
など

では、ワーホリに行く一体何割の人が、日本にいるうちから英語の勉強を始めるのでしょう。
どれだけの人が出発前から危機感を持って、準備することができるのでしょう。

ワーホリに行くことを決めてしまうと、「海外に行けば勝手に英語力は伸びるから、日本で準備していく必要はない」と思う人も多いのではないでしょうか。

しかし、いざオーストラリアに来ると当然ながらコミュニケーションは英語で行われます。

海外に来れば勝手に伸びると思っていた英語力も、最初にある程度の基礎がなければ、その伸び率も下がってしまいますし、周りの環境が出発前に想像していた理想と異なる可能性もあるでしょう。

そこで今回は、『ワーキングホリデーを充実させるために、日本出発前にしておくべき3つのこと』第3弾:英語力です。
(第1弾:目標設定第2弾:心構え

第3弾:英語力

絶賛ワーホリ経験中の僕が感じている英語力があるのとないのでは実際どのような差があるのか、語学学校仕事生活の3つの場面に分けて書いていきたいと思います。

語学学校

【英語力がない場合】

語学学校では、下のクラスにいけばいくほど、日本人の割合が増え、思い描いていたような学校生活とは異なる状況になりかねません。(どれだけ国籍バランスの良い学校でも、同じような現象は起こります)

周りは日本人だらけ外国人の友だちができないなど、語学学校の初級クラスに入るとこのような悩みを持ってしまうかもしれません。

【英語力がある場合】

日本でしっかり勉強をしてきた人は、最初のクラス分けのテストでより良いクラスに入ることができるでしょう。

自分の意見を英語で自信を持って発言できるレベルの英語力があれば、ヨーロッパ南米の生徒と同じ国際色豊かな環境の中、学校生活を送ることが出来ます。

英語力が高ければ高いほど、英語環境に飛び込める可能性が上がり、思い描いていたような留学生活を送ることができます。

仕事・アルバイト

【英語力がない場合】

シドニーには、多くの日本食レストランがあります。

そのため、英語を使わなくても働ける場所は正直たくさんあります。
なので、英語が 全く話せないからと言って、仕事が見つからないということはほとんどないでしょう。

ただそのぶん、 日本語環境に囲まれて、結局ほとんど英語が伸びずにワーホリを終えてしまう人も少なくありません。

【英語力がある場合】

ローカルのお店も選択肢に入り、より英語環境に飛び込める確率が上がります。
また、やはりローカルの仕事のほうが給料もいいので、英語環境かつ満足できる給料を手に入れることができます。

日本とは異なる働き方労働環境お客さんとの距離感などワーホリならではの仕事の経験が手に入れられるでしょう。

生活

【英語力がない場合】

シェアハウスも、日本語が話せる人がいる環境を選びがちです。
そのため家の中でも常に日本語に囲まれ、日本での生活と変わらない状況に陥ってしまいます。

休日も、日本人のフラットメイトと遊びに行き、 本当に海外で生活しているのかと疑いたくなるような環境になってしまうかもしれません。

【英語力がある場合】

より国際色豊かな環境に飛び込むことができるでしょう。家での生活や、休日遊びに行くときも、様々な国の友達と共に過ごすことで、自然に英語を話す環境を作ることが出来ますし、勉強を勉強と感じずに英語力を向上させることができるのではないでしょうか。

英語力があることで、出発前に思い描いていたような“留学生活”を送ることができるようになります。



学校仕事生活も、英語力があると選択肢が広がり、自分の挑戦できる可能性が広がります。

特に単語や文法の基礎があるのとないのでは、飲み込みのスピードが圧倒的に違いますし、英語力の向上に大きな差が出ます。

そのためワーホリでは、語学学校に通うことも重要なステップの1つです。
最初の数ヶ月学校に通うことで、英語力の向上、勉強の習慣化はもちろん、その地域に慣れる時間的余裕ができますし、様々な情報を持つ友達にも出会うことが出来ます。

英語力は海外に行ったからといって、決して勝手に伸びるものではありません。確かに、海外の方が英語にふれる場面は多いですが、英語力が伸びるかどうかは自分次第です。

日本にいるうちからどれだけリアリティを持って、ワーホリ生活英語の重要性を考えられるかどうかがワーホリを成功させるか、失敗ワーホリになってしまうかを分けるカギではないでしょうか。



これまで3回(目標設定心構え、英語力)に分けて、準備の大切さを書いてきました。
これからワーホリに行こうか悩んでいる1人でも多くの人に準備の大切さ、なんとなくワーホリに行くことの危険性を知ってほしいです。

正直ワーホリに行くこと自体は大きな挑戦ではないと思います。
ワーホリ中に何ができるのか、そしてワーホリが終わった時にどのような違った景色が見えているか、そこが一番価値のある部分ではないでしょうか。

また、ワーホリには必ず期限があります。
その期限が終わる時に悔いが残らないよう、新しいことに挑戦し続けることが大切です。

とはいっても、自分ひとりで目標理想を見つけ出すのはなかなか大変ですよね。
そんなときは、実際にワーホリを経験した人の話を聞いてみてはいかがでしょうか。
経験者の言葉で見えてくるものがあるかもしれません。

ワーホリに行くことに悩んでいるあなた。
まずは、1歩踏み出してみませんか。

大滝 築 / Kizuku Otaki

子供の頃からサッカーをしていたため、大学ではスポーツビジネスを専攻。卒業後はスポーツ市場の中心である海外で勝負したいという思い、そして、言葉の壁を壊したいという決意のもと留学をしました。
現在はワーキングホリデーでシドニーに滞在しています。その壁は想像以上に高いですが、英語を話す自分を想像して日々奮闘中。

※シドニーオフィスアシスタントとして2018年3月から10月まで勤務(ブログはその当時の内容となっています)