“日本で生活すること”と“海外で生活すること” 一体何が違うのでしょう。
言葉、文化、法律、国籍、食べ物…
そう。何もかもが違います。
一見当たり前のことですが、いざ海外に来てみるとその当たり前に押しつぶされそうになることがあります。
そこで今回は、『ワーキングホリデーを充実させるために、日本出発前にしておくべき3つのこと』第2弾:心構えについてです。
(第1弾:目標設定をまだご覧になっていない方はこちらへ)
第2弾:心構え
先程も書きましたが、“日本での生活”と“海外での生活”は、様々な部分で違いがあります。
しかし、日本で数十年過ごしていると、その生活やルールが基本になり、海外に行ってもその日本のものさしを持って比べてしまうことがあります。
せっかくワーホリで海外に出てきたのに、その日本のものさしと共に生活するのはとてももったいないですよね。
そこで今回は、僕がワーホリ生活で大切にしている心構えを2つ紹介します。
この2つの心構えがあれば、海外生活でのストレスまでも楽しむことができるのではないでしょうか。
1,“常識の概念”を壊す
海外生活を送るうえで、障害になりえるものが常識です。
特に日本で生活をしていると、常識はさもみんなの共通認識であり、常識・非常識は白黒はっきりしているものだと勘違いをしてしまいがちです。
しかし、海外で生活をすると、そんな自分の常識はいとも簡単に壊されます。
電車・バスが時間どおりに来る
コンビニが身近にある
お店が遅くまで開いてる
靴を脱いで家に入る
これらはすべて日本で生まれ育った僕たちの常識であって、シドニーで育った人たちにとっては非常識なのです。
いかに自分のものさしを捨て、その土地や環境に染まれるかどうか、ワーホリをストレスなく楽しむための大切な心の準備です。
2,“日本だったら…”タラレバを言わない
ワーホリを楽しめていない人たちからよく聞くセリフが、
「日本だったら…」
「日本にいれば…」
そう、“タラレバ”です。
しかし、いくらタラレバを言ったところで、悩みが解決することはありません。
それより、いかにその状況を楽しめるか、そういった心の余裕を持つことが大切です。
特にワーホリ中のシェアハウスでの生活では、この心の余裕がとても重要になってきます。
シェアメイトが多国籍になればなるほど、そして人数が増えれば増えるほど、譲らなければならない部分が出てきます。
シャワーを浴びる時間やタイミング
食事等の匂い
生活リズムの違い
こういうストレスになりうる物事に対し、図太く構えることが海外生活では欠かせない心構えの1つです。自分視点だけで物事を見るのではなく、相手のことも考え、生活していく余裕を持つことで、理想のシェアハウスでの生活をおくることが出来ます。
国籍や肌の色、文化や宗教にかかわらず、“人と人”として付き合うこと。
それが人とつながる上で1番大切なことではないでしょうか。
日本での生活と海外での生活。違うことだらけで当たり前です。しかし、頭の中で理解しているのと、実際に経験するのではやはり大きな差があります。
今の時代、インターネットで多くの情報を日本にいながら手に入れることができます。
しかし、そこには温度、リアリティがありません。
その温度、リアリティを経験できるのがワーホリなのです。
自分の常識を壊すことで、より広い世界を見ることができるでしょう。
自分の価値観すらも変えてくれる出会いがあるかもしれません。
そのためにはオープンマインドで、“すべて受け入れる”という心構えが大切になります。
当たり前の外側に、新しい常識が待っているはずです。
「豪に入っては、豪に従え」(オーストラリアなので…)
無色透明な姿で、その土地・地域に染まりましょう。