其の一と二はこちらから。
「ウォンバット研究をする日本人 其の一」
「ウォンバット研究をする日本人 其の二」
Kotaroさんのブログは「とあるウォンバット研究者の数奇な人生」をご覧ください。

タスマニア大学の動物学(Bachelor of Science - Zoology)のお話を読んでわかったことは4つ。
①「動物学」ってものすごく幅広い
動物学コース進学について相談を受けることはよくありますが、「どんなこと勉強できますか?」と聞かれると、動物の専門でない自分は簡単に説明できずちょっと困っていました。でも、Kotaroさんが一言で解決してくれました。
大きく言ってしまえば、人間以外の全ての生き物は僕の専攻になっちゃいます。(クレイジー) |
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昆虫から魚類、鳥類、爬虫類等々の生き物はもちろん、植物までも網羅しているそうです。
②大学の勉強は大変だ
留学系のSNSとか見ると、「キラキラ留学ばんざい」的な投稿も多いですが、大学生活の実際はこんな感じ。分野は違いますが、一応自分もオーストラリアの大学院で勉強した身としては、とてもよくわかる(笑)「現地の友達とホームパーティ↝バイブスぶち上げHere We Go☝☝」 みたいな楽しい留学生活はとりあえずこの時は1秒たりともありませんでした。 まぁパーティなんて行ったところで英語分かんねぇし(笑) 夜の図書館でエナジードリンク片手にやってました。またストレスで肌がやられるんすわ。 |
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③サバイバル術が必要だ
Kotaroさんは動物学を学ぶ中で、無人島や国立公園へのフィールドワークにも行っています。フィールドワークではキャンプが基本、だけど、日本のキャンプ場のように整った施設・設備があるわけではありません。朝起きるとウォンバットのフンに囲まれていたり、真っ暗な中シャワーを浴びていると巨大ポッサムと遭遇したり、タスマニアデビルに食料取られたり、色々なことが起こるようです。
でも、大丈夫、慣れるそうです(笑)
周りに何もない圧倒的な大自然の中のキャンプも、動物学専攻も3年目の僕たちにとっては慣れたモンでした。 シャワールームにバカデカいクモがで現れようが、テント内でサソリとコンニチワしようが、キャッキャっとはしゃいでいました。 |
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そういえば、こういったフィールドワークの時、電源って自家発電??
④食いつきどころが凡人には難しい
すみません、悪口みたいになってしまいましたが、Kotaroさんが学んだことで面白い、感動した、といった内容を書いているのですが、門外の私にはぴんと来ない部分もあります(やっぱり悪口みたい・・・)。Kotaroさんのブログを読んでいると、「好きな人は本当たまらないんだろうなぁ」ということがよくわかるわくわく感があるので、専門外の人でも楽しめます。
Kotaroさんがぐっと来たポイント2つをご紹介!
❏「脊椎動物の心臓の進化」
「詳しく知りたい人はこちらの論文をどうぞ」と論文紹介がされていましたが、最初の1行目を読んでそっとページを閉じました。。。
❏「脊椎動物の先祖はホヤ説」
こちらも詳細論文が紹介されていましたが、そっと閉じ・・・
そんなこんなで(はしょりすぎ)、Kotaroさんの3年間が終わり、最後は"I f●●king nailed it. Zoology was too easy."と快哉を叫びタスマニア大学を卒業されたのでした。
ちなみに、"nail it"は「やったぜ!」「決まったぜ!」的な意味のスラングです。
Kotaroさんのタスマニア大学動物学ブログ、第三話~最終話の6つのブログを無理矢理まとめて紹介させて頂きましたが、動物学で何を学ぶのか、大学での勉強はどんな感じか、どんなスキルや知識が必要になってくるのか等々、とてもわかりやすく書かれています。
動物関係の分野に進学を考えている方は、ぜひ目を通してみてください!
そして、ブログの紹介を許可して頂きましたKotaroさんには改めてお礼申し上げます。