結婚式に欠かせないもの

つい最近、再び結婚式に参加をしてきました。こちらに来てから、親戚や友達など年に数回は結婚式にご招待を頂きますが(つい最近もう1件来年結婚式に招待されました)、オーストラリアでの結婚式は、当人達の文化によって様々なスタイルがあるので、非常に興味深いです。

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今回は、親戚や他人の結婚式ではなく、義妹(主人の妹)の結婚式で、身内という立場での参加です。彼女達はメルボルンに在住しているので、メルボルンで1回、彼女の故郷のパースで1回という盛大な結婚式でしたが、パースだけでも招待客はものすごい数でした。

オーストラリアでの一般的な結婚式は、結婚式(司祭立会のもと、婚姻式)→フォトセッション→場所を移動して、ホテルやレストランでパーティーという日本のように結婚式会場で全てやるというのではなく、場所を変更する事が多いですね。さらにお互いの文化が違うと、そこにまたそれぞれの国での結婚の儀式が加わります。参加する方は、どんな宗教、お国出身の方の結婚式か、確認をしたほうがいいかもしれません・・・


今回はキングスパークで司祭立ち会いのもと、式をしました。お天気もよく、パースシティが見下ろせるキングスパークでの結婚式は、ロマンチックですね。さらに義妹カップルのことは10年以上知っていますので、やはり身内として今回の結婚式は感慨深かったです。彼女はファッション業界で働いているので、今回のウェディングドレスも彼女が仕立てて作成しました。前夜に、寝れない・・・と疲れきっていた義妹でしたが、当日はそんな事を微塵も感じさせず、本当に綺麗でした。


結婚式の後は、日本でいう披露宴と同じですが、会場を移動して食事をします。ここでオーストラリアと日本の結婚式の決定的な違いが・・・ダンスです!前のブログにもありましたが、やはりダンスは必須です。最初は新郎新婦のダンスに始まり、お互いの親、親同士パートナーを交換、ブライドメイド、ベストマン、参加者全員参加でダンスをします。ですから、オーストラリアで結婚式に招待されたら、かなり高い確率でダンスをすることになると思って下さい。老若男女、踊ります。


彼女が私を家族として受け入れてくれたように、彼女も相手の家族に歓迎されていました。日本の結婚式ではどちらかというと、女性側が男性側に送り出すというニュアンスを感じましたが、オーストラリアでは家族が増える、お互いの家族が家族として受け入れるという意味合いがとても強いです。男兄弟しかいなかった私と義妹ですが、姉として心から幸せになって欲しいと思います。


辻井 麻衣 / Mai Tsujii

外国語大学を卒業後、さらに生きた英語を学ぶため、アメリカでの長期留学を決意。留学先では、机上で学ぶ英語との違い、異文化、価値観の違いなど、毎日が驚きの連続で人生観が変わりました。帰国後は、大手旅行会社、英会話学校勤務を経て、2014年結婚を機にパースへ移住。2019年までパースオフィスで働いていました。