公共交通機関がクレジットカードでも利用可能に

ブリスベンやゴールドコーストに留学中の皆さん、お待たせいたしました。​

ブリスベンが進めていたスマートチケットシステムの導入が完了し、クイーンズランド州南東部全域で、従来のGo Cardに加えて、クレジットカード、デビットカード、スマートフォン、スマートウォッチなどの非接触型決済方法を利用して、すべての公共交通機関(電車、バス、フェリー、トラム)の運賃を支払うことが可能となりました。 ​

これにより、ブリスベンやゴールドコースト到着後にGo Cardを購入せずとも、日本のクレジットカードなどを使用して公共交通機関を利用することができます。​

Go Cardとの費用の違いは?

今回導入されたスマートチケットシステムにより、追加料金は発生しません。クレジットカードなどで支払っても、Go Cardと同じ運賃が適用され、引き続き、クイーンズランド州全域のTranslinkの運賃が一律50セント(約50円)であることから、留学中の交通費を大幅に抑えることができます。

なお、ブリスベン空港を走る「エアリンク」などの民間交通機関は対象外ですが、こちらも運賃が21.90ドルから10.95ドルに値下げされており、ブリスベン空港を利用する方にとっては大きなメリットです。

支払い時の注意点

注意点としては、乗車時と降車時には同じ決済方法を使用する必要があります。例えば、クレジットカードで乗車した場合、降車時も同じカードを使用してください。

万が一、乗車時にGo Card、降車時にクレジットカードといった異なるカードやデバイスでタップすると、正しい運賃が適用されない可能性があり、その場合、2.50ドルの運賃が請求される可能性があります。

また、物理的なカードとスマートフォンやスマートウォッチに登録されたデジタルカードは、同じ銀行口座にリンクされていても別のものと見なされます。​そのため、乗車時と降車時には同一のカードまたはデバイスを使用するよう注意してください。

スマートフォンだけで生活可能に

長年愛用していたGo Cardとお別れするのは寂しいくもありますが、持ち物が少なくて済むのはとにかく嬉しい!​

現在、クイーンズランド州では、運転免許証やMedicare(保険)についてもデジタル化が進んでおり、本当にスマートフォンさえあれば生活できる時代がやってきました。​

林 真生 / Hayashi Masuyo

オーストラリア、ブリスベン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I008)。日本では販売業、IT関連業に携わり、海外といえば旅行でヨーロッパやアメリカを訪れる程度。そんな中、友人のススメもあり、2002年ワーキングホリデーでゴールドコーストへ。右も左もわからない中、留学代理店(現職)のWEBサイト制作をする機会に恵まれ、1年間夢中で専門知識を身につける。その後、勤務先のサポートを得て2006年に永住権を取得。2年後、新オフィス開設に伴いメルボルンに転勤、約7年間をメルボルンで過ごす。しかし、QLD州の暖かさが忘れられず(?)、 2015年7月にQLD州に戻り、現在ブリスベンオフィスの留学カウンセラーとして、全力で留学生のサポートを行っています。このカウンセラーに質問する