留学前にしておくべき4つのこと

「オーストラリア留学に向けて、日本で何をしておいたらいいですか?」という質問をよく受けます。

留学の申し込みや渡航の準備、役所での手続き等、出発に向けての準備ももちろん必要ですが、私が個人的に考える、特に長期留学に向けて日本でしておいたほうがいいこと紹介します。

①英語の勉強

大学やTAFE進学を目指してオーストラリアに来る方もいれば、英語力アップのために語学留学をする方もいると思います。

進学をする方は、基準の英語力を満たすだけではなく、それ以上の英語力を身に着けることで現地での勉強が楽になります。進学の方は、「英語力基準の満たし方」もご覧ください。

語学留学も、英語を日本で勉強をしておけば、現地へ行ってからできることの幅が広がります。

現地での生活そのものにも役立ちますし、語学学校でもケンブリッジコースやビジネ英語コース等、よりレベルの高い英語を学べるチャンスも出てきます。「ワーホリ成功の鍵は出発前の準備にあり 第3弾:英語力」もご参照ください。


②料理

英語の勉強や渡航の準備を進めても盲点となるのは、料理や家事全般です。

オーストラリアで外食をすると日本よりも費用が高く、コンビニでおにぎりやお弁当を安く買える、といった環境ではありません。自然と自炊をすることが多くなるので、料理ができるようになっておくと便利です。

醤油や味噌、カレールーなんかは主要都市であれば簡単に手に入るので、料理が苦手な方はまずは野菜炒めやカレーからトライしてみてもいいかもしれません。

勉強に集中したいのに、慣れない家事に時間を取られてストレスになる!ということもあるので、料理の練習はおススメです。

特に、これまで家族に料理を作ってもらっていた高校生は、これから台所に立って、ご飯づくりのお手伝いにトライしてみてください。

③歯医者に行く

オーストラリアでは通常歯医者に保険が適用されず、高額になるケースがあります。

学生ビザの方が入るOSHCも、歯科治療は適用範囲に含まれていません(アップグレードして、歯科治療を含めることもできます)。

ツイッターを見ていると、虫歯で1,000ドルや4,000ドル飛んで行った、帰国して治した方が安いわ!!といったような悲鳴が見受けられます。

長期留学の方は、必ず渡航前に虫歯のチェック(と治療)と歯のクリーニングを済ませておいてください。

④日本のことに興味を持つ

オーストラリアでは、「日本ではどう?」とよく聞かれます。

政治経済文化等々、色々なことを聞かれるので、ニュースを見たりして日本のことに興味を持っておくと、何かと話題が生まれます。

中には日本人よりも日本のアニメやドラマに詳しい人もいますし、私は「安楽死は日本で合法なの?」「日本では結婚相手は誰が決めるの?」なんてことを聞かれたこともありました。

ちなみに、この内容を個人のツイッター(@TakeshiSakamot)でつぶやいたところ、共感してくれる方がたくさんいました。

100歳以上の人口は?って質問されました、ドラゴンボールの質問は王道です!、「ドラゴンボール見たことない」って言ったら、「本当に日本人?」って言われました、とか(笑)。

安楽死とか100歳以上の人口とかは日本にいても知らないと思いますが、日本のことを知っておくことで話題が豊富になります。

こちら4つはあくまでも私の個人的な感覚ですが、やっておいて損はないと思います!

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する