留学の楽しみでもあり、煩わしさでもある荷物の準備。留学で初めて国際線・長距離フライトに乗るという方も多く、国内線ではあまり気にしない機内持ち込み用の荷物の準備に頭を悩ます方もいるのではないでしょうか。
先日、全社会議のためにオーストラリアへ出張に行ってきたので、その際の私の機内持ち込み用荷物の中身をご紹介したいと思います。
私が機内に持ち込む荷物は2つ。
貴重品を入れて常に身につけておくポシェット
パスポート・スマホ・財布・手帳・ボールペン・(航空券)
セキュリティーポーチを使うこともありますが、今回はポシェット(しっかりファスナーで閉じれる)のみ。気になる場合は、南京錠をつけ、鍵はネックレスにすることもあります。航空券も今やデジタル化されていますが、乗り継ぎを含む国際線に乗る場合は、最初のチェックイン時に最終目的地までのすべての紙チケットを渡されることがあるので、その場合はすぐに取り出せるようにこちらで保管。
機内持ち込み可能なサイズのスーツケースまたはリュックサック ※今回はリュックサック(19L)
【必需品】
メガネ・目薬・化粧品・ポケットティッシュ・マスク・ハンドクリーム・リップクリーム・スリッパ・歯ブラシ
機内は乾燥しているので、乾燥対策や保湿は絶対。メガネに目薬、メイク落とし・化粧水や保湿液などの基礎化粧品、リップクリームやハンドクリームは必ず入っています。液体のものは持ち込みできる容量に制限があるので、できるだけ少量のものを用意したいですね。マスクも感染対策というより乾燥に対する喉のケアのため、規制がなくても持っていきます。メガネ・目薬・化粧品・ポケットティッシュ・マスク・ハンドクリーム・リップクリーム・スリッパ・歯ブラシ
液体にはクリーム状のものやジェルなども含まれるので注意が必要です。
液体物を入れたジッパー付きプラスチックバッグは保安検査の際にスーツケースやリュックサックから出さなければならないことが多いので、出しやすい場所に入れておきましょう。
【電子機器及び充電器など預け荷物にできないもの】
スマホの充電器・変換プラグ・ノートパソコン及び周辺機器
リチウム電池を使用している電子機器は預け荷物にすることができません。スマホや充電器はもはや手放せないですよね。航空会社にもよりますが、USBケーブルがあると機内で充電できる場合も多いです。留学の場合はノートパソコンを持っていく方も多いと思いますが、ノートパソコン及び周辺機器はリチウムイオン電池を利用しているため預け荷物にできません。重たいですが、貴重品でもあるので仕方ないですね・・スマホの充電器・変換プラグ・ノートパソコン及び周辺機器
ノートパソコンは保安検査の際にスーツケースやリュックサックから出さなければならないので、出しやすいところに入れておきましょう。
機器ごとにまとめてポーチに入れておくと便利です。私は今回は不要でしたが、電源変換プラグなども一緒にしておくといいですね。
※AirTagなど一部少量のリチウムを含む機器は持ち込み可能な航空会社もあります。搭乗予定の航空会社のルールをご確認ください。
【機内で快適に過ごすための持ち物】
ネックピロー・ブランケット・UNIQLOのライトダウンジャケット・ハーブティー・ロールタイプのアロマオイル・アイマスク(ホットアイマスク)・着圧ソックス・のど飴・もこもこソックス・補助バッグ・文庫本
これらのものは必需品ではないので、渡航先やフライト時間、全体の荷物の量によって何を持っていくか決めます。ネックピロー・ブランケット・UNIQLOのライトダウンジャケット・ハーブティー・ロールタイプのアロマオイル・アイマスク(ホットアイマスク)・着圧ソックス・のど飴・もこもこソックス・補助バッグ・文庫本
オーストラリア線は特に夜出発し朝現地到着の便が多いです。時差もないので、到着後すぐに快適に動けるよう、機内でしっかり睡眠を取るのもポイントですが、緊張や高揚感、いつもと違う体勢のためなかなか寝付けないことも。できるだけ快適に睡眠を取るために、私はこんなものを持ち込んでいます。
ネックピローは、あるのとないのでは全然違います。私はバスや車に長距離乗るときも必ず持ち込みます。ただ、絶壁の私は普通の使い方をすると背もたれにもたれかかることができないので余計辛い姿勢になってしまいます。これまでいろいろ試したのですが、結局コの字型のネックピローを逆向きに装着する体勢に落ち着きました。使わないときはコンパクトに持ち歩けるのも便利です。
ブランケットはLCCでなければ機内で貸してもらえるのですが、肌触りがいまいち・・しっかり睡眠を取るために頭から被りたいので、肌触りのいいものを持っていきます。現地でも使えるさわり心地の良いバスタオルでもいいかもしれませんね(場所をとるので圧縮袋を使用)。
オーストラリアと日本は季節が反対なので、出発 / 到着のどちらかで防寒具が必要になる可能性大。また、特に日本以外の航空会社だと機内がかなり寒いこともあります。UNIQULOのライトダウンジャケットはとてもコンパクトなので、持っておくと便利です。私は寒くなくても、腰に挟んで置くと姿勢が楽なので、季節に関わらず必ず持ち込んでいます。
市販されている着圧ソックスは女性用のものが多いですが、最近は男性用もあるようです。普段履かない方は違和感を感じて逆にリラックスできないかもしれないので、事前に数日使ってみることをおすすめします。私はレギンスタイプの夜用を愛用しています。
大きな荷物は収納棚に入れるため頻繁に取り出すのは面倒。なので、フライトの間頻繁に使うものだけを入れて足元に置いておくための補助バッグも用意しています。小さめのエコバッグだと現地でも活用できますね。
機内で提供される緑茶や紅茶、コーヒーなどはカフェインが入っていて眠れなくなる場合があるので、機内でお湯をもらって自分でハーブティーを入れることが多いです。
※オーストラリア入国の際、ハーブティーは検疫での申告が必要な食品です。機内で使い切らなかった分は入国までに捨てるか申告が必要なので、ご注意ください。
【不測の事態に備えた持ち物】
常備薬(鎮痛剤・酔止めなど)・サニタリー用品・1日分の着替え・コンタクトレンズ(数日分)・エコバッグ・書類のコピー
私は頭痛持ちなので、鎮痛剤は必ず持っています。常備薬(鎮痛剤・酔止めなど)・サニタリー用品・1日分の着替え・コンタクトレンズ(数日分)・エコバッグ・書類のコピー
サニタリー用品も携帯します。緊張や気圧の変化から、予定でなくても始まってしまうことがあるので、念のため準備しておくと安心です。機内に準備している航空会社もあるので、万が一のときはCAさんに尋ねてみてください。
着替えは、ロストバゲージの際に焦らなくていいように念のため変えたいものだけ入れています。荷物を開けたときに下着などが見えると恥ずかしいので、100均などで売っているBox型の洗濯ネットにまとめます。洗濯ネットは現地での生活にも使えるので便利です。
今はほとんどの書類が電子化されており、基本的にはスマホで管理していますが、充電切れやWifiが使えない、アプリが開けない場合などに備えて重要な書類はプリントアウトして持っています。
※コンタクトレンズは液体を含むので、他の液体物と一緒に規定のジッパー付きプラスチックバッグの中へ。
国際線は、機内に持ち込めるものに制限があったり、長時間過ごしたりするため、必要なもの・あると便利なものが国内線とは変わってきます。人によっては不要なものもあると思いますし、どうしても荷物が多くなりがちな留学のための渡航では、必需品以外は取捨選択する必要もあるかと思いますが、気になるものがあったら取り入れてみてくださいね。
今回は、長時間フライトを快適に過ごすための機内持ち込み荷物をご紹介しましたが、留学時に欠かせない持ち物リストについては、以前ブリスベンオフィスのメイが紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
ブログ「留学準備、何を持っていけばいいの?」
※機内に持ち込める荷物、検疫で申告が必要なもの、その国に持ち込めないものなどは航空会社や国によって異なります。詳しくは、航空会社のホームページや外務省・領事館のホームページなどにてご確認ください。
※機内に持ち込めるスーツケースやリュックサックのサイズや重さは航空会社によって異なります。日本で「機内持ち込みOK」と書かれたサイズでも海外の航空会社だと条件を超えている場合があります。特に乗り継ぎを含む場合は、それぞれの航空会社のホームページにてご確認ください。
<例>
- JAL エコノミークラス:10kg以内(W55cm X H40cm X D25cmかつ3辺の合計が115cm以内)など
- カンタス航空 エコノミークラス:7kg以内(W56cm X H36cm X D23cm以内)など