コチラ ケアンズの離島へデイトリップ!【後編】 - オーストラリア留学センター スタッフブログ

ケアンズの離島へデイトリップ!【後編】

ケアンズ・フィッツロイ島へのデイトリップ記。前半はコチラから

午後は、待望のヌーディービーチへ向かいます。メインのエリアからヌーディービーチへは熱帯雨林の中を1.2kmほど進みます。

熱帯雨林の入り口

歩きやすい靴は持っていませんでしたが、多くの観光客がビーチサンダルで向かっていましたし、大きなクーラーボックスを担いで行った人も見たので、あまり心配はしていませんでした。
第一そんなに人気スポットなら、どんな人でも歩きやすいように最低限の整備はされているでしょう!!と思いますよね。


はい、ちょっとでも期待した私が馬鹿でした・・・。“自然に人間が合わせる”のが基本スタイルのオーストラリア。美しい自然にわざわざ綺麗な道の整備なんてしません。
(さっきの人、巨大クーラーボックスどうやって運んだんだ?!)
並べか方が雑な岩の道は傾斜も急で、両手を使いよじ登り、また足が滑らないように細心の注意を払いながら進んでいきます。

運動神経が悪い私は努力むなしく足を滑らせてしまい、そのタイミングでなんとビーサンの鼻緒が取れてしまいました!!
でもこんな道、裸足で歩けません。必死な思いで鼻緒を押し込み(なんとかなおりました)、ひたすら進むと見えてきたものは・・・・

絶景!!!
この写真一切加工していないのですが、水の透明度・美しさが伝わりますでしょうか。

この風景を見てしまうとワクワクが勝ち、残りの道のりも難なくクリアし、念願のヌーディービーチにたどり着きました。

メインのエリアと違って売店はもちろん、トイレすらないプライベート感満載のところです。

岩の上でのんびりおしゃべり・・・いいですね〜

みんなこのように荷物は置きっぱなしで海に入ります。離島だから安心です。私も普通に荷物を置いて海へ!

ゴールドコーストのビーチは波が白波が立つサーファー向けのビーチですが、ケアンズのビーチは波がなく穏やか。なので泳げない私でも水の中で安心してプカプカと浮いていられます。
海から上がるとほとんどの人がいなくなっていて、ビーチには私1人。せっかくなので、水着をきたままヌーディビーチの浜辺をのんびり散策しました。

ぼーっとしているうちに結構時間が経ってしまったので、そろそろ戻らなければなぁと自分の荷物のところに戻り、着替えている時に、ふと気がついた。




あれ



ない



ビーチサンダルがない!!!(( ;゚Д゚))


ゴールドコーストでは砂浜を裸足で歩く習慣なので、ここでもビーサンを荷物のところに置いておいたのですが・・・ビーチサンダルが突如姿を消したのです。

荷物の周辺、バッグの中、タオルの下、どこを探しても見当たらない!!!
財布もケータイもカードもちゃんと全部残っているのに、なぜビーサンだけ?!?!

パニックになっているその時、後ろでザブーンと波の音が聞こえました。


犯人はお前か・・・・


絶対波が来ないと思った場所に置いてはいたのですが、風が強かったのでいきなり波が大きくなってしまったのかも知れません。
ということで、離島の無人エリアでビーチサンダルが海に流され、靴がなくなるというハプニング発生。

でも、ビーサンでも大変だったハイキングコースを裸足で戻るなんて、無謀な話です。何か靴の代わりになるようなものはないか?!と周りを見渡すと目に飛び込んできたのは・・・

ダイビング用のフリッパー。

これ、履いたことある方はわかると思いますが、陸での機能はゼロでめちゃくちゃ歩きにくいんです。でも、足を守るためにはやむおえないか・・・・
そうこうしているうちに、時間は迫ってきます。、もし帰りの船を逃し日が暮れてしまうと、ここは無人島も同然。そうなる前に、なんとかメインのエリアに戻らなければ!

検討の結果、
覚悟を決めて、裸足で臨むことにしました。

ご存知の方もいると思いますが、オーストラリアの自然には様々な危険生物が生存しています。ヘビやクモはもちろん、アリまで毒を持っています。なので、そいつらになるべく気づかれず、素早く動いていく必要があります。

静かに歩いていると、右からも左からもカサカサっと奇妙な音が・・・
この時点で私は半泣きでしたが、早く人がいるところにたどり着きたい!という一心で、ありえない速さで進みます。(本気で辛かったので、写真が一切ありません・・・)

するとやっと人の声が聞こえてきて、「あ!やった!ビーチだ!後はビーチを横断すれば売店にたどり着いてビーサンを買える!!!」と木を掻き分けてビーチに出たら・・・

そうだった・・・一面サンゴだらけだったんだ・・・・

売店へ行くにはいくつか道があるのですが、なんと全てサンゴビーチを攻略しなければなりません。

これぞまさに茨の道(涙)

勇気を振り絞って一歩踏み出すと、カッチカチに硬いサンゴが、容赦なく足に突き刺さります。そのたびに激痛が走り、5歩歩いたらもう痛みで歩けません。
この時点では目から涙が出ていたと思いますが、「一刻も早く痛みから解放されたい・・・」という一心で、必死に前に前に進みました。

やっとの思いで売店についた時は、フルマラソン完走レベルの達成感!
このハプニングのせいで綺麗な熱帯魚や美しいビーチの記憶は半分以下に薄れてしまいましたが、足に数カ所切り傷ができた程度で、無事生還することができました。

購入したビーサンとサンゴの記念写真。

こうして私のフィッツロイ島・デイトリップは、まさに足のつま先まで島を体験することができたのでした。

留学生の皆さん、フィッツロイ島に行くときはスニーカーを持参し、ビーチサンダルは波から離れたところに置くようにしてくださいね!!!

関川 祐利弥 / Yuriya Sekikawa

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I094)。ゴールドコースト在住。北海道出身。中高時代、海外の学園ドラマの影響を受け「私もあんな生活がしてみたい!」と16歳でアメリカへ交換留学。ところが現実は理想とは異なり、公共交通機関一切なしのド田舎でのサバイバル生活。1年後、人として、また体型もひと回り成長して帰国。その後、日本の大学を卒業。人材コンサルティング会社勤務を経て、留学業界へ転職。…をしたつもりが、勤務支店が本社に吸収され職を失う。しかしピンチの時には、過去の留学で培ったサバイバル精神が役立つもの。「これは、もう1度海外へ行けということか!」とポジティブ思考で南国オーストラリアへ。現在は、ビーチから徒歩3分のゴールドコーストオフィスで留学カウンセリングと現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する