19歳の男の子とエコの話

今日は私が最近軽く驚いた会話をご案内します。

高校卒業し、今はTAFEで学んでいるオーストラリア人(19歳、男性)と話をする機会がありました。


高校生の時に家族旅行で日本へ行ったことがあるというので、「日本、どうだった?」と軽く聞いたところ、第一声が

「お店でビニール袋や紙袋をたくさん使うのが不思議だった」

でした。

彼は日頃から特にエコの意識が高いというわけではなく、フットボールやブラジリアン柔術(オーストラリアで結構盛ん)を愛するスポーツ好きの19歳で、大好物はビーフパイとチップスという普通のオージーです。

しかも日本に行ったときはまだ17歳で、日本に特別興味があったわけでもなく、親が決めた家族旅行先が日本だったという理由で日本に行っただけ、日本に行く前は(今も!?)それほど日本について知らなかったようです。

そんな彼の、一番印象に残った日本でのできことが、京都でもなく、渋谷や原宿、ディズニーランドでもなく、過剰包装だったなんて、、、!

彼の返事がちょっとした衝撃だったので、その理由について考えてみました。

彼は意識高い系でも、彼の家族が特別エコに興味があるわけでもないのに、どうして日本でお店のビニール袋に目がいってしまったのか?

それは、きっと彼の家族や友達の影響というより、オーストラリアの社会自体にキープカップやエコバッグの文化が浸透していて、彼が「オーストラリアで普通」だと思っていたことが「日本では普通ではない」ことが気になったのだろうとの結論に至りました。

日本も昨年7月からレジ袋が有料化され、急激に意識が変わっていることでしょう。
オーストラリア国境が開いて、渡航が可能になった時には日本からエコバッグを持ってくる学生さんも昨年よりずっと多くなる気がします。

オーストラリアにも多くのエコバッグがありますが、弊社代表オススメはこのEcosilkバッグ
リサイクル可能な、軽くて丈夫なパラシュートシルクで作られているバッグです。

あと、麦茶やほうじ茶を飲む文化が無く、水分補給は水がメインのオーストラリアでは、学生さんもマイボトルを持って通学。
東京オフィスのスタッフ、樋口もこちらにマイボトルブログを書いていますが、日本にいる間から習慣づけておくといいですね。

19歳の男の子と話しをしたことから、エコについて思いを馳せた日でした。

早川 真由 / Mayu Hayakawa

オーストラリア、パース在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I005)。オーストラリアにワーキングホリデーで渡航したのが、私の初めての留学でした。そこで感じたことは「留学は生活」。留学には、短期の観光とは違う「日々の生活」があります。一人で海外生活をすることは、初めての日本での一人暮らしを数倍タフにした感じ。日本を出発する前は分からなかったけれど、最初の一年で最も学んだことは「ライフスキル」だったかもしれません。でも、このライフスキルは人生においてどんなに役立つことでしょう。留学の醍醐味は、勉強だけでなく、自分の人生を強く、豊かにしてくれるところにもあります。

留学はチャレンジを止めたらおしまいです。学校に通って勉強するだけなら誰にでもできます。でも「勉強プラス何ができるだろう」と考え、積極的に行動することで、人と違う経験ができるチャンスがあるのです。いつもフレッシュなチャレンジ精神を持って、考えて行動する留学生活を送れば、きっとFruitfulな結果が待っていることでしょう。このカウンセラーに質問する