鉄道事故防止の為のゆるキャラ達

こんにちは、メルボルン支店の長谷川です。
最近はめっきり気温が下がり昨日の朝は気温0.6度でした。メルボルンにお住まいの皆様、風邪を引かないように気をつけて下さいね。

さて以前の私のブログ「ストレスフリーな通勤」でご紹介した通り、毎日電車通勤をしております。

そこで、いつも駅で見かける「不思議なキャラクター」達を今回ご紹介させて頂きます。
メルボルンの鉄道会社が鉄道付近で危険行為を無くす為に制作された広告でDamb Ways to Die=愚かな死に方をしたキャラクター達です。

実際にキャラクターは23体あるそうですが、何故かキャラクターは略男性です(その他一体女性、一体性別不明)。それぞれに死に至った経緯や年齢など、かなり細かく設定されています。

ナンプティ(Numpty)
体色は青色。頭に火が点いている。27歳。

ハップレス(Hapless)
体色は黄色。クマを棒でつついて上半身を食われ、噴水のように出血している。54歳。

ダムコフ(Dummkopf)
体色はピンク色だったが、トースターにフォークを突っ込んで感電し、全身骨だけになっている。17歳で、唯一未成年。

ステュープ(Stupe)
体色は黄緑色。独学で飛行機を操縦したため、墜落して首がもげている。28歳。

カラミティ(Calamity)
体色は茶色。瞬間接着剤を飲んだため、体が動かない。キャラ全員が踊る映像でもわずかに揺れる程度である。0歳で、唯一正確な年齢。

■ディムウィット(Dimwit)
体色は青色。自身で電球を付け替えたが、しっかりと固定出来ておらず漏電から家が火事になる。年齢不詳。

既に電車とはもはや関係の無い亡くなり方をしてしまっているキャラクターが殆どなのですが、ちゃんと鉄道などの公共交通機関に関連する子達もしっかりおります。
「ドアに気をつけて!」
「動いている電車には近寄らないで!」
「乗り遅れたバスを追いかけないで!」
「電線は触っちゃ駄目だよ!」
「線路の上で遊んではいけないよ!」
「線路を横切る時は電車や歩行者に気をつけてね!」


2012年11月よりメルボルン鉄道会社が安全キャンペーンを開始しましたが、開始以降メルボルンでの死亡事故は前年比で21%減少したそうです。
恐らく日本にも注意を喚起する広告やキャンペーンは行われているかと思いますが、作者は怖さやシリアスさを無くす事で、多くの人の印象に残るようにと作成したそうです。

確かに駅で彼らを見かけても「ふふっ」と笑ってしまう感じがちょうどいいのかもしれません。
メルボルンの駅の一部は無人駅や改札口がなかったりと日本ほどシステムはしっかりしていません。

Be safe Around Trains=電車の近くでは気をつけて下さいね。

長谷川 由華 / Yuka Hasegawa

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 N1067)。オーストラリアのメルボルン在住。大学時代、自分より成績や英語が堪能な人が沢山いる中で、自分が就職競争の波に乗れるのか自信が持てず悩む。英語試験の結果で勝てないのであれば「使える英語/コミュニケーション能力を身に付ける」ことが重要という考えに至り、就職活動にいそしむ友人たちをよそ目に、留学計画を開始。かねてより夢であったツーリズム(旅行学)を学ぶため、大学卒業と同時にケアンズへ。日中は専門学校、朝&夜は現地旅行代理店でのアルバイトに精を出し、睡眠不足になりながらも2年後に無事卒業する。その後、アルバイト先の代理店でビジネスサポートを受け、2008年に永住権を取得。このカウンセラーに質問する