2016年8月9日(火)は5年に1度のオーストラリアの「Census Night(国勢調査)」の日です。
日本と違い戸籍や住民票の登録制度がないオーストラリアですが、それゆえ国勢調査をする場合は、調査日である8月9日(火)に「オーストラリア国内に滞在している全ての人!」を対象に調べます。
ですから、長期留学生、短期留学生、ワーキグホリデーの人、たまたま観光旅行でやって来てホテルに泊まっている人、シェアハウスにいる人、バッパーにいる人、キャンプサイトでテント泊の人、病院で入院している人、などなど、どこの国の人だろうが関係なく全員に記入の必要があるわけです。
8月1日からオーストラリアの全世帯にCensus レターが届きます。
我が家にも届きました↓
2006年から国勢調査はインターネットによる eCensus が導入されていて、オンライン入力による国勢調査も今回で3回目になりました。
レターにはこの eCensusへのアクセスURLとログインナンバーが書かれていますので、8月9日までにアクセスして入力しなければなりません。
前回までは、まだ調査員が実際の住宅を一軒一軒訪問して調査票をポストに入れ、実際に回収に来ていた人に書類で提出するか、オンラインで提出したぜ、と伝えたかの記憶がある(ちょっと曖昧ですが・・)のですが、今回はレターが送られペーパー回答を希望する人のみ別途連絡よこせ方式になっています。
この調査、性別、年齢、学歴、資格、職業、収入、出生国、両親の出生地、宗教、家庭で使用する言語、英語力などなど、60問!あります。特にマルチカルチャリズム国家を標榜するオーストラリアならでは、約280の国や地域、約240の言語、約120の宗教についての情報が含まれていて、オーストラリアのような移民国家の現状把握にうってつけの設問がたくさん用意されています。
調査結果から、人口推移、言語や宗教、経済などオーストラリア国民の実態が見えるわけで、自分は結果の発表をいつも楽しみにしています。
ちなみに調査結果の発表は約1年後です。(前回2011年国勢調査の結果について書いたブログはこちら(2011年の国勢調査の結果を見てみる))
最後に、この調査は法律で義務となっており、調査に協力しなかった場合、警告のあとに罰金(1日あたり180ドル、最大1800ドル)が科せられます(と言っても実際に罰金にあった人を見たことがないけど)ので、オーストラリア滞在中の皆さん、8日(火)「Census Night(国勢調査)」をお忘れずに!