ワインを楽しむためにバロッサ・バレーへ [後編]

アデレード大学院で「Master of Wine Business」を学ぶ大川さんと、一緒にバロッサバレーへ行った際の後編です。前編はコチラ。 

後編の最初は、オーストラリアに住んでから一番多く飲んでいるでろうワインメーカー、想い出も多く、今回一番楽しみにしていたPenfoldsです。

その2:Penfolds
お手頃テーブルワインから最高級ワインまで幅広くそろえるオーストラリアを代表するワイナリーです。特に最高級ワインのGrangeは世界トップクラスで有名ですよね。

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ティスティングリストです。ここでも日常では買わない(買えない)ワインをガンガン、テイスティングさせてもらえます。
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ただ、今回一番楽しみにしていた反動からか、残念だったことが3つも。。。。

1つは、セラードアのディスプレイが「何本でいくら、何本買えば1本無料』という、どこぞの酒屋のような「販売色」が強いディスプレイだったこと。もちろん、通常価格よりお得ではあるし、それを求めてくる人も多いと思うのですが、全体的にお得さ全快アピールのPOPやディスプレイだったことにガッカリ。。。

もう1つは、人が多すぎて、グラスにワインが注がれた途端に、ボトルを見る間もなく、次の人の為に持っていかれて、「あれ?何テイスティングしてたっけ?」っていうことが。。ワイナリーのスタッフも混雑している中、頑張っていましたが、質問できる状況でもなく少し落ち着かない雰囲気でした。

最後に、ここPenfoldsのセラードアの周りには、ブドウ畑はありません。セラードアの裏手にはデカい工場クラスのワイン醸造所があります(立ち入り禁止で入れず)

一緒に行った大川さん曰くPenfoldsは、SA州を中心に他州も含め各地にブドウ畑を持っており、毎年いろんな畑(マルチリージョンと言うらしい)でとれたブドウの中から良質のものを選別してワイン作りがされているため、セラードアは醸造所だけと言う事でした。

せっかくバロッサバレーのPenfoldsに来ているのに、楽しみにしていたPenfoldsのセラードアから文化・歴史の薫りがなく落ち着き無かったことが非常に残念でした。。。。
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しかし「ワインに罪はない」の大川さんの言葉通り、Penfoldsのワインは飲みやすく美味しい!です。来て良かった。そして晩酌用に赤ワインを1本購入ww

その3: Peter Lehmann
我が家では数年ほど前まで、Peter Lehmann のアートシリーズがテーブルワインとして定番でした。
こちらも想い出深いワイナリーです。
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緑も多く広々、Penfoldsが混雑していたため、こちらで少しゆっくり過ごそうということで遅めのランチを取る事にしました。
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ランチではプラッターです!庭は綺麗で広いので、ランチを頂くのにピッタリww
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ランチのあともやっぱりテイスティングします。
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こちらでは出来たてホヤホヤ、2014年ワインをテイスティングです。
とてもフルーティ〜で軽い口当たり、自分は Sauvignon Blanc が白で1番好きなブドウ品種です。
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ここでもお手軽テーブルワインから高級ワインまで、しっかり頂きました。全てテイスティングは無料です。ありがとうございます。

その4:Jacob's Creek
まさにテーブルワイン、お手軽ワインと言えば!のJacob's Creekです。
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見てわかります?
そうなんです。中国語の訳付きなんです。。すみません。イッキにさめてしまいました。
デカバスも止まってて、中国人観光客もたくさんいて、、、
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植えられているブドウ品種の解説付き。しかしココにも中国語の訳付きです。。。

ここでも大川さん曰く、オーストラリアのワイナリーは、世界の中でも観光業として観光客向けにしっかり出来ている、と。彼はオーストラリアに来る前は、仕事の関係でイギリス、ベルギーと数年に渡って滞在経験があるようで、欧州のワイナリーはオーストラリアのように観光地として、観光客を出迎えるように出来てない、と。その点でオーストラリアは優れているとはいうものの・・・中国人パワー(観光客の多さ)に圧倒されますが、しかしそのための行き過ぎた観光案内は逆効果(ワイナリーらしくない)なのでは?と思ってしまいます。

Jacob's Creekのセラードアは、モダンな作りでいかにも観光客向けとなっています。
景色もよく、綺麗だし何より団体客が来ても充分にこなせるであろう広さもありました。むしろPenfoldsにこのくらいの広さが欲しかったところです。
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ココでは若干、酔いもあり、長いすることなく1つだけテイスティングをして帰路につくことにしました。
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そして帰宅してからは、仕入れたワインとチーズ、サワーダフブレッド、サラミをツマミに、今回、バロッサに同行、そしてイロイロ解説してくれた大川さんと飲み明かしました。
大学のこと、なぜ?ワインの勉強をしにきたか?ソコにかける熱い想いなど語り合いながら飲んでしまいました。
その時に意外に良い話したと思うんだけど、お互いにあまり覚えていないww
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以前も「ワインを楽しむためにアデレードヒルズ」へと言うブログを書きましたが、ワイン好きにとってアデレードは最高の都市ですね。車で1時間のドライブでいける距離。ちょうどシティ半分(30分)ほどの場所あたりで住んだら最高なんじゃね?なんて。

大川さんとは大学の授業の合間にみて、今度は隠れた生産者(ワイナリー)を特集して廻ろうか、と計画中です。
いろんなウンチク付きですが、そういうのを楽しめる方、アデレード在住で相乗りしたい方、ぜひご連絡ください〜ww

齋藤 新 / Arata Saito

オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。1999年、経済連を退社し、ニュージーランドに留学→2000年、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスでのサポートと様々な形で留学生と接する日々。このカウンセラーに質問する