大学・大学院用語シリーズ「DEGREE」

オーストラリアの大学・大学院用語シリーズ第4弾、今回は「DEGREE(ディグリー)」

「Degree」は色んな意味があり、温度や程度、段階といった意味で覚えている方も多いのではないでしょうか。

大学・大学院では、これは「学位」の意味になります。
学士号なら「Bachelor Degree」
修士号なら「Master Degree」

1つの学位は「Single Degree(シングルディグリー)」、2つの学位のことを「Double Degree(ダブルディグリー)」もしくは「Dual Degree(デュアルディグリー)」と言います(前回お伝えしたダブルメジャーとは異なるのでご注意)。

シングルディグリーの場合は、通常のコース期間(3年~4年)で卒業することができますが、ダブルディグリーの場合は、4年~5年と就学期間が長くなります。

就学期間は長くなりますが、複雑化した現代において、2つの異なった専門を身につけることができることは、今後社会に出る上で大きな強みになります。

例えば、パースのカーティン大学では、「Science(サイエンス)と「Commerce(商学)」のダブルディグリーにすることができます。

サイエンスで「Data Science(データサイエンス)」、コマースで「Entrepreneurship(起業学)」を専攻し、需要が高まるデータ解析の分野で起業を目指す、といった将来を考えることもできます。

また、ブリスベンのクイーンズランド大学では、「Agribusienss(農業ビジネス)」と「Sustainable Agriculture(持続可能な農業)」の2つでダブルディグリーにすることができ、地球規模の問題になっている食の安全について学ぶことができます。

シングルディグリーで1つの分野をしっかりと学ぶ、ダブルディグリーで2つの専門を極める、ご希望に応じて進学コースをご相談下さい!

大学・大学院用語シリーズ
第1弾「Credit(クレジット)
第2弾「Major・Minor(メジャー・マイナー)
第3弾「Tutorial(チュートリアル)

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する