Zoom授業の意外な効果?!

オーストラリアの大学では
授業の難易度はレベルが3段階に分かれています。

私が勉強している観光学部の場合だと

観光学の基礎科目はTOUR1000
基礎科目よりちょっと踏み込んだ内容をやるイベントマネージメントの科目はEVNT2000
専門性の高い観光、ホスピタリティで必要なサービスマネジメントを学ぶ教科はTOUR3008

コースコードと呼ばれる科目名の数字1ケタ目でその教科がどのレベルの授業なのかが
一目でわかるようになっています。

2年生の後半のこの学期から、ようやく観光学を専門的に学ぶレベル3の授業を取り始めたのですが

授業内での他の生徒とのディスカッションの量がレベル1.2の授業より格段に多くなりました。

2時間の授業で8割くらいは、生徒同士のディスカッションが占めています。


レベル3の授業をとり始めて思ったのは、


現地の学生のディスカッションの話の展開が早すぎて一人とり残されてしまう...。


授業中に頑張って発言しよう!と思っても
自信満々に話す他の生徒の姿に圧倒されてしまって、授業中に一回も発言できないで終わることが続いていました。


しかし

コロナウイルスの影響で授業が全てZoomを使ったオンライン授業になって
状況はかなり変わりました。

Zoomのブレイクアウトルーム機能のおかげで私の授業でのほぼ0%だった発言率は100%にまで跳ね上がったんです!


以前ブログにアップした大学の授業が全てオンラインに!で書いた通り
3人くらいの少人数グループにオンライン上で振り分けられます。


パソコンの画面に映るのはには3人のグループのメンバーだけ

無言のまま画面に映るのは気まずいので

大人数でディスカッションをやる通常の対面での授業より
少人数のグループの方が、「ここで何か発言しなきゃ」という緊張感がいい刺激になって

授業中にどんどん発言できるようになりました。


日本語をオーストラリアの大学で教えている知り合いの方が以前

普段の授業でシャイで全く発言しなった子達って、なぜだかオンラインになると積極的に発言し出すのよね

とお話していました。

なんと、私だけではなく誰でも、どのクラスでも起きる現象だったのです!


まさか、難しい授業でも頑張って発言する積極性をZoomでつけれるとは思っていませんでした。

石田 愛夏 / Manatsu Ishida

進路に悩んでいたとき「もう海外にでも行ってみようかな」という何気ない一言をきっかけに周りの人が国内大学に進学するなかオーストラリアへの大学進学を決意。海外経験一切なし、帰国子女でも国際科の高校にも通っていなかったが2年間、語学学校とファウンデーションコースに通い海外の大学で生き抜くためのスキルを身に付け、ブリスベンにあるクイーンズランド大学で観光学とイベントマネジメントを学ぶ。

※ブリスベンオフィスアシスタントとして2020年2月から2021年6月まで勤務(ブログはその当時の内容となっています)このカウンセラーに質問する