自称「キャンプ」と「釣り」が趣味の私ですが、昨年 お気に入りのテントが壊れてしまって、キャンプからは少し足が遠のいました。
先週、日本からお友達が来ていて「キャンプ行きましょう!(連れてって)」と懇願されたので 初代テントを引っ張り出して、キャンプを楽しんできました。
今回、向かったのは アデレードより南に1時間30分ほど車を走らせた先にある Wirrina Cove Holiday Park です。

そして、なんと過去の履歴を調べたら2016年に1度訪問しているので、ここは9年ぶり!(よほど以前のトイレが汚かったのだろう、記憶にないけどww)
到着後は「ココをキャンプ地とする!」と言ったかどうかはさておき、せっせと設営して 余暇を過ごします。

キャンプで ビーチ派も多いと思うんですが、私は断然、山派です。
その理由としては、、、
カンガルーやワラビーが夕暮れ時や早朝に草を食む姿を見かけるチャンスがあります。もちろん様々な野鳥が顔を見せてくれます。
こんな感じで・・

また、木々が風に揺れる音、虫の声や遠くで鳴く鳥、動物の声などなど、何も考えずそれらの自然の声に耳を傾けてくたざい。心が落ち着いてきませんか? 笑。
あと風問題、ビーチ沿いは風を避けるものが皆無! 日光あたり放題。
風がキツく 砂埃が舞う日には料理もままなりません。また日陰がないので真っ黒焦げになる可能性大。
ゆえ私にとって ビーチは日中遊びに行くところであり、早朝や夕方に釣りをするところであり、キャンプするところではないのです。
その他、キャンプの魅力はネット世界から離れること。どうでも良いSNSの投稿や、ノイズの多い世界から、キャンプはそんな日常から切り離してくれます(デジタルデトックスなんて最近も言うのかな?)
さらに言うと 満天の星空!人工の光が少ない場所では、天の川や流れ星など、曇ってなければ 息をのむような美しい星空が!
ちなみに、オーストラリアには、国立公園内のキャンプ場から、設備が充実したキャラバンパーク(ホリデーパーク)まで、様々なタイプのキャンプ場があります。
キャンプのスタイル
私はテントです。 キャラバンは、車の後ろにベッドや簡易キッチンが内装された部屋を引っ張っていく感じのやつです。あとは多くはないですが、キャンピングカー(ワンボックスカーの内部にベッドや簡易キッチン)などもありますね。 テントなどのキャンプギアがない人、キャラバンもない人はロッジやキャビンなどの選択肢もあります。
キャラバンパークって?
今回訪問したのは、キャラバンパークと言われるところです。キャラバンパークには・・
■ロッジ、キャビンと呼ばれるお部屋が設置しているところ。テントも何も要らないので、キャンプギアを持っていない数人で雰囲気楽しむには最適。
■Powered Site と呼ばれるキャラバン用の電源ありのキャンプサイト。区画に分かれています。もちろんテントもOKですが、区画の地面がグラベル(砂利)か芝生かは要確認(グラベルでテント固定のペグ打ちは大変)
■Unpowered Siteと呼ばれるテント向きの電源無しのキャンプサイトです。芝生か土が多いです。区画に分けられている OR 大きな指定区域ならどこにテント建てても良いよ、の2パターン。
大手のグループ(Discovery Park や Big4など)のキャラバンパークだと小さなお子様向けの遊具やプール完備もあり。トイレやシャワー、キャンプキッチンもキレイなところが多いです。
ちなみに、私はどこに行くにも Unpowered !
ナショナルパーク
キャンプサイトが設置されている国定公園もあります!が、Powered サイトは皆無(ココSA州では)で、Unpowered のテントサイトが殆ど。ナショナルパークのキャンプサイトでは、アメニティ施設はトイレくらいです。なので、シャワーと 電源が欲しい人は キャラバンパークへどうぞ!私は基本は ナショナルパーク派で、冬時期のキャンプがメインですが、今回 Wirrina Cove Holiday Park にしたのは、日本からの友人を連れての2泊だったこと(週末のミニマムステイは2泊からとか多し)、シャワーは必須であること(ナショナルパークにはトイレしかない & トイレさえないところも・・)、焚き火を楽しみたい、ということで選択しました。
ここで焚き火に関して 注意点 です。
稀に SNSの投稿などで(ワーホリさんかな?)、Fire Danger Season で 火気厳禁、ましてや 焚き火を地べたで行っている投稿などを見かけたりします。
え、、大丈夫?と思うこともしばしばあったりするので、理解を深めてもらうためにも、情報過多なのはご容赦ください。
キャンプでの火の取り扱いについて
オーストラリアは Bush Fire (山火事)に対してとても注意を払っています。
そのため、キャンプ等での 火の取り扱いについては、シーズンで禁止、地区で禁止等、各州のCFS(Country Fire Service)にて管理され、違反すると大きな罰金まで課せられます。

まずは CFSのサイトから↓
■ The South Australian Country Fire Service (CFS)
ブッシュファイヤー情報、火気厳禁シーズンや 火の元注意報 などは全て CFS のサイトで確認します。
■Fire Danger Season とは?
毎年、CFSが 火気危険シーズンを発表します。各地域毎で 開始日と終了日が違ってきます。基本、このFire Danger Season 内にあたる日は、ナショナルパークは全面的に「薪や炭を使った焚き火は禁止」です。一部、調理だけに使うガス調理器(ガスコンロなど)は利用可能な場合が多いです。
また キャラバンパークですが、殆どのところは Fire Danger Season中は焚き火禁止にしていますが、一部のところでは 管理者からの許可を得れば可能です。
今回 Wirrina Cove Holiday Parkにした理由は、現在 Fire Danger Seasonですが、自身のFire pitを持参すること、薪や炭も持参、安全に配慮すること(ちなみに私は消化器を持ってる)などなど事前に OK を貰っているからでした。
■Fire Ban Rating
CFSと気象庁の共同発表ですが、火災危険レートが毎日更新されています。
炭や薪を使った焚き火はもとより、ガス調理器も全面禁止になるのが、Total Fire Ban Day です。 Extreme 以上の時に出されることが多いですが、もし Total Fire Ban Day の注意が出ていたら、Fire Danger Season 以外でも、事前に許可を得てても、その日は火は使えません!ご注意ください。
国定公園では、火の取り扱いは、その地域で決まっています。
基本は CFS の発表通りですが、地域によっては、薪や炭の焚き火は年中禁止、ガスならこの時期はOKなどあります。リスト化されているので、ナショナルパークでキャンプを楽しみたい人は、確認してから予約してください。
■National Parks and Wildlife Service SA
■Camp Fire and BBQ's
■NPWS PARK FIRE RESTRICTIONS 2024-2025
例えば、アデレード近郊で人気のナショナルパークのキャンプ場は、Deep Creek National Park 内の Stringybark Campground です。すごい人気で スクールホリデーやロングウィークエンドに空いてることは稀です(ナショナルパークのキャンプサイトなのにホットシャワー完備!)
でも 焚き火については、Campfires: fire pads per site (seasonal fire restrictions apply). の文言がある通り、各サイトに設置されている Fire pads 上で可能だけど、季節による防火規制(Fire Danger Season で焚き火禁止)がある、ということになります
その他、アデレード近郊で人気なのは、ForestrySA (南オーストラリア州政府の機関が所有する植林地) の管理する Chookarloo Campground、Chalk’s Campground、Rocky Paddock Campground などは、キャンプできる時期も決められていて、焚き火可能な時期も予め決められています。
キャンプ可能:4月1日〜11月30日まで
焚き火可能:5月1日〜10月31日まで
など、ナショナルパークだと、各地域でキャンプできる時期、焚き火の規制がある、と言う事です。
日本のように規制がゆるくないので、なかなか 調べるのにちょっとハードルが高いな、、という方は、民間のキャラバンパークへ行きましょう!ww
いざ!キャンプで焚き火となった場合ですが、焚き火台と燃やすものについてです。
■ Fire Pit (焚き火台)について
我が家では、焚き火台を持っていくのが基本です。
これ↓

必ず、キャンプ場が指定している 焚き火場所(Fire Pad)や焚き火台(Fire Pit)を利用するか、自前の Fire Pitを持ち込む場合は、地面から30センチ離すなど、火が燃え移らないように注意が必要です。
■Fire Wood について
キャンプサイト次第ですが、キャンプ場内に落ちている木々を使ってい良いところもあれば、持ち込みしかダメというところもあります。
SA州だけで言えば、ほぼ 自然に落ちている(朽ちている)木々を使うのは禁止されています。他州だとOKな所も多いし、チェンソーを持ち込んでもOKなところもあるでしょうが、SAだとまず無いと思ってください。
そのためSA州だと Fire Woodは買っていく(管理されたキャラバンパークで焚き火OKなところは、受付で売ってたりしますし、予約時に用意しておいて、と言う事も可能)のが基本です。
まぁ、自然に落ちてる木々だとちゃんと乾燥していないので、火がつくのも遅いし、煙が凄いことになるので、やっぱり売ってる乾燥木がオススメです。
*Fire Wood(薪)

*Kindling(たき付け木)

新しく薪をくべる際に、少量一緒にいれてやると煙が少なく燃焼効果を高めてくれます。7〜15キロの袋詰が主流。
*Charcoal(木炭)

特にお肉を焼く時は絶対チャコールで。2〜7キロ詰めが主流、
そして、これらの Fire Wood など以外は燃やさないことが肝心です。
もし人工物を燃やしていると 黒い煙がでます。これは不完全燃焼が原因で、黒色の正体はススですが、有害物質を含むことが多いので、「ゴミも一緒に燃やしちゃえ」は厳禁です!
キャンプで焚き火を楽しんでいる ベテランには煙の違いは すぐにわかるので、キャンプ場の管理者に伝えられて注意や退去勧告を受けたり、CFSとか呼ばれたりしますよ。マジでやめてね。
ちなみに 乾燥してる薪でも、白い煙が出る場合は、薪に含まれる水分が蒸発して発生した水蒸気がこの白い煙の正体です。
いずれも 燃焼能力が低い状態でモクモク発生するので、火力を強くすればよし。
火力が薪の水分を上回ると白い煙は少なくなりますが、ココでも火の取り扱いは要注意で!
と説明が長くなりましたが、、、
というわけで週末2泊かけてゆっくり過ごしてきました。
早朝と夕方に訪問してくれたカンガルーを眺めつつ、コーヒー飲んで本を読んだりしました。午後には芝生に寝転んで昼寝したり。。




自然を満喫しつつも、そこに行かないと出会えないものに行ったり、ゆっくり週末を過ごさせて頂きました。
最後に・・これまた説明が長いですが、大事なことなので。
野生動物について
■野生動物への餌付けは絶対にしない:人間の食べ物は動物たちの健康を害するだけでなく、動物が人馴れしすぎてしまい、依存したり、攻撃的になったりする原因になります。「野生動物を野生のままに (Keep Wildlife Wild)」が基本です。
■野生動物との距離を保つ
カンガルーやコアラなど、どんな動物でも、可愛くても近づきすぎないでください。彼らにストレスを与えたり、驚かせて防衛的な行動をとらせたりする可能性があります。観察は静かに、距離を保って行いましょう。
■食料とゴミの管理を徹底する:
食料品や生ゴミは、密閉できる容器に入れ、車の中やテントの中にしっかりと保管してください。ポッサムや他の動物が匂いに引き寄せられ、キャンプサイトを荒らす可能性があります。ゴミは必ず持ち帰りましょう。
■朝夕の運転時の注意
特に早朝、夕暮れ時、夜間は、カンガルーなどの動物が道路に飛び出してくることがあります。運転速度を落とし、常に周囲に注意してください。
オーストラリアでのキャンプは、美しい自然と野生動物に囲まれた素晴らしい体験となるはずなので、ぜひ!とオススメしたいところですが、キャンプギアを揃えるのもなかなか大変なことなので、興味のある方は、まずはキャラバンパークやホリデーパークなどのキャビンなどで、友人同士で行って見てはいかがでしょうか。
キャンピングカーをみんなで借りてナショナルパークのキャンプサイトで一泊なんても良いかもですね。
もし本格的に キャンプしてみたいな、、と思ったら、安全に、そして野生動物への敬意を持って、素敵なキャンプの時間を過ごしてください。