芸術の秋ですね♪いつもは野外イベントで体を動かしに行くことが多いHOTA(Home Of The Arts)ですが、今回の目的はアート。メインギャラリーで"WE ARE GOLD COAST" という無料展示があっているということで行ってきました。
ゴールドコーストは弊社オフィスがある都市の中で唯一州都ではありません。それゆえ大きな美術館や博物館はありませんが(日々表情を変える美しいビーチが芸術そのものなので必要ないとも言える?)、ここHOTAの中にギャラリーがあります。規模は小さいですが、時々作品展があっています。現在(7月15日まで)開催されている"WE ARE GOLD COAST" はゴールドコースト出身のアーティストたちが描いた、または切り取った「変わるゴールドコースト、そして変わらないゴールドコーストの風景」を展示した作品展です。
変わっていく街並み……
この展示の紹介でも、「ゴールドコーストはサーフ文化、スクーリーズ、テーマパークといった古いイメージで見られがちだが、若いエネルギーに溢れ、素晴らしい自然に囲まれたアーティスティックな街であることを私達は知っている」と書かれていたとおり、近年ゴールドコーストは大きく変化しています。サーファーズパラダイスの高層ビル群も洗練さを演出するために白く塗り直され、ライトも青色で統一されました。上の写真の建物もつい昨年、リノベーションされてオシャレになったので、私には懐かしく映ります。
そういえば、私がオーストラリアにやってきた2012年、トラムの工事によりサーファーズパラダイスの景観は悪化し、冬だったこともありメインストリートでさえ閑散としていました。(それでも当時のクラスメイトとBBQしたり、授業が早く終る金曜日の午後はバブルティー片手におしゃべりしたり、ビーチでのんびり過ごす時間は今と変わらず大好きでしたが)。
それが変わったのは2014年。トラムの開通と共に電球が切れっぱなしだったハードロックカフェの看板に灯りがつき、真冬でも大勢の人々で賑わうようになりました。ショッピングセンターやホテルなどのリノベーションも進み、今では世界各国から観光客が休暇を過ごしにやってきます。また、生まれ変わったゴールドコーストが惹きつけるのは観光客だけではありません。温暖な気候と自然に囲まれた生活、そして適度な便利さや手頃な生活コストを求めてオーストラリアの大都市から移住してくる人も増えています。観光客があまり足を延ばさない、地元の人がのんびり過ごす静かなエリアにはサーフ文化の流れはそのままにオシャレなカフェがいくつもオープンし、店員さんとお客さんが楽しそうに挨拶をしながら美味しいコーヒーをいただく日常がそこにはあります。
変わらない美しい自然……
変わらないものーーーそれは美しいビーチで楽しむ人の姿であり、その美しい景色を守ろうとする人々の姿。ゴールドコーストのビーチはそれ自体が美しいのですが、観光客で賑わうサーファーズパラダイスのビーチも、地元の人がのんびり過ごす静かなエリアビーチも、長いビーチのどこに行ってもゴミひとつ落ちていないのです。また、安全に楽しめるように毎日ライフガードやライフセーバーが見守ってくれています。そして、数年前の絵なのにすぐにどこかわかる変わらない緑の木々でいっぱいの自然の風景。海のイメージが強いゴールドコーストですが、実は緑も溢れています。街を歩けばいたるところに大小様々な公園があり、少し内陸へ車を走らせると、そこにはヒンターランドと呼ばれる熱帯と亜熱帯の植物が共存する緑豊かなエリアが広がっており、そういった自然も大事に守られています。
ゆっくりアート鑑賞しながら、ゴールドコーストの良さを改めて感じた素敵な時間でした。これからも変わっていくゴールドコースト、そして変わらないゴールドコーストの美しい景色は、きっと私達に色々な発見や楽しみを与えてくれると思います。
ゴールドコーストの魅力についてはコチラでたっぷりご紹介しています♪