オーストラリアの水について

こんにちは。毎日2リットルの水を飲むことにチャレンジしつつも、なかなかクリアできない林です。

留学生の皆さんから「オーストラリアでは水道水は飲めますか?」と質問を受けることがあります。ということで、本日は水について。

オーストラリアの水道水

まず、オーストラリアの水道水は、直接飲めます。ちなみに、アジアで水道水が飲めるのは、日本とアラブ首長国連邦、オセアニアでは、オーストラリアとニュージーランドで、上記の国はWHOの安全値を十分クリアしていますから、安心してください。

もちろん、カフェやレストランでもテーブルウォーターとして水道水が普通に出てきますし、公園などではDrinking Waterというサインのある給水タップもよく見かけます。

ただ、飲むとお腹が痛くなるんですけど


これはもう、慣れの問題でしょうか。水の種類には、「軟水(Soft water)」や「硬水(Hard water)」があります。

違いは水分中のマグネシムとカルシウムの濃度ですが、軟水に慣れている人がいきなり硬水を飲むと、胃がびっくりする→痛くなるということだけで、水が悪いということではありません。

この、硬水の硬度は、一時硬度、永久硬度に分かれるため、厳密には違う点もありますが、基本的には煮沸すると軟水化する動きがあるため、オーストラリアで水を飲んでお腹が痛くなった場合は、まず「煮沸」して様子をみてみましょう。

オーストラリアの軟水・硬水問題


「オーストラリアって軟水ですよね」「いやいや、硬水でしょ」という、所謂”軟硬問題”。答えから言えば、「地域により違う」&「オーストラリアは軟水と、中硬水のみ」です。

まず、硬水と軟水の違いは以下の基準が設けられています。

・ 硬度0~100mg/l → 軟水、
・ 硬度101~300mg/l → 中硬水、
・ 硬度301mg/l以上 →硬水


そして、オーストラリアの各都市の水質はこちら。

地域硬度種類
シドニー62軟水
メルボルン30軟水
ブリスベン100中硬水
ブリスベン(Mt Crosby地区)130中硬水
ゴールドコースト調査中調査中
パース30軟水
アデレード中心地92中硬水
アデレード(WEST Metro地区)109中硬水
ホバート35軟水
ダーウィン31軟水
東京60軟水

つまりは、ブリスベンとアデレードは中硬水。ほかのエリアは軟水になります。

実は、自分がメルボルン(軟水エリア)からブリスベン(中硬水エリア)に引っ越して、一番に感じたのはこの「水の違い」でした。シャワーを浴びると、なんか髪の毛がごわつくというか、引っかかるんです。

やはり水の違いによることが問題だったようですが、試行錯誤した挙句「水質を変えるよりも、髪型を変えたほうが早い」ということで、「昔より短髪にする」という手段を選びました。

BRITAは便利

硬水をできるだけ軟水にしたい場合、BRITA(浄水器)を利用するのがオススメです。Britaはオーストラリアの大手スーパーはもちろん、BIG WやKmartなど日用量販店で購入ができますし、硬質の水を軟水にすることは出来ないにしても、軟化させることがさせることができます。


ブリスベンに住んでいる自分が言うのも何ですが、お米は軟水で炊くに限ります。軟水で炊くほうがふっくら&もちもちに炊き上がるので、ご飯を美味しく炊きたいなら、軟水を利用する方が良いです。

ちなみに、チャーハンなどのパラパラ系のご飯は、硬水があいます。

その他の軟水←→硬水の解決方法


シャワーであれば、シャワーヘッドを交換するというのは一つの方法です。オーストラリアでもいくつか販売されていますが、日本の方が種類は豊富に取り揃えてあります。

我が家も変えてみたのですが、一週間ほど使っていると、違いがわかってきました。といっても若干ですが。

肌が荒れてしまった?

水質の違いで肌が荒れてしまった場合、保湿クリームなどでケアする方法もあります。ただ、クリームが合わずに、更にひどくなる可能性があります。まずは、すぐに病院(GP)に相談し、診察してもらいましょう!

現在は、「最高の水筒探し」を継続中。すでに数種類は試していますが、いい水筒が見つかり次第、このBlogで更新していきます。

林 真生 / Hayashi Masuyo

オーストラリア、ブリスベン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I008)。日本では販売業、IT関連業に携わり、海外といえば旅行でヨーロッパやアメリカを訪れる程度。そんな中、友人のススメもあり、2002年ワーキングホリデーでゴールドコーストへ。右も左もわからない中、留学代理店(現職)のWEBサイト制作をする機会に恵まれ、1年間夢中で専門知識を身につける。その後、勤務先のサポートを得て2006年に永住権を取得。2年後、新オフィス開設に伴いメルボルンに転勤、約7年間をメルボルンで過ごす。しかし、QLD州の暖かさが忘れられず(?)、 2015年7月にQLD州に戻り、現在ブリスベンオフィスの留学カウンセラーとして、全力で留学生のサポートを行っています。このカウンセラーに質問する