日本が大好きで何度も日本に行ったことがあるというオージーと話していたときのこと。日本に行って一番困ることを聞いたら予想外の返事が返ってきました。それは。。。
「食事!」
正直「言葉」だと思っていた私。しかも日本食ってどちらかというと日本を訪れる外国人が一番楽しみにしているもののひとつじゃないのー???とびっくり(・・?詳しく聞いてみると、
ベジタリアンのKちゃん:ベジタリアンオプションがない。あっても明確に表示されていないからわからない。
グルテンアレルギーのC君:グルテンアレルギー(☓麦 ◯米)なんだけど、醤油とか酢にも麦由来のものが入っていたりするからうかつに手が出せない。ファミレスとかはアレルギー表示されているところもあるけど普通のレストランや居酒屋だと難しい。
宗教上の制限があるM君:メニューに材料が書かれていないから食べていいものかすらわからない。
それまで私は「日本のメニューって写真が載っているから日本語がわからない人にも優しいなぁ」と思っていました。逆に言うと、「メニューの下に材料が羅列されているだけのオーストラリアのメニューはどんなものかわからないので困る」と思っていました(最終的にはインスタでどんなものか確認する人。。。)特に食事制限のない私はわからなかったことですが、食事制限のある人にとっては材料がほぼ書かれているオーストラリアのメニューの方が親切なのかと気付かされました。オーストラリアだけでなく世界には様々なバックグラウンドを持つ人がいます。自国の文化や宗教上の理由、アレルギー、ベジタリアンなどいろいろな理由で食事に制限がある人も多いです。食の多様化については日本がもっと国際化・観光化していく上で外せない課題だと思います。もしかしたらすでに様々な対策が実施されているけど、「食事制限のない私が気にしなかっただけ」もしくは「外国人にはわかりにくいだけ」かもしれません。これからオーストラリアに留学を予定している方はもちろん、夏休み・クリスマス休暇で日本に一時帰国している学生さんも日本でレストランやカフェ、居酒屋などに行ったら気をつけてみてください。何か気がつくことや将来に活かせるアイデアが思い浮かぶかもしれません。
最後に、アデレードのおすすめベジタリアンカフェ2軒をご紹介しますので、アデレードに来たらぜひ行ってみてくださいね。
Two-bit Villans
アデレードアーケードの2階にあるベジタリアン&ビーガンカフェ。一見普通のチーズバーガーにみえるこちらもベジタリアン。”パティ”はミンチを固めたと言っていいほど肉肉しいですが、実は大豆でできています(初めて行った時にはバーガーを食べたくて検索して行ってみただけだったのでベジタリアンだということにすら気づかず 笑)。また、私は普通のチーズをいただきましたが、デイリーフリーのチーズに変更することもできます。
Nutrition Republic
グルネルグなどアデレード近郊に3店舗を展開しているベジタリアンカフェ。グルテンフリーやデイリーフリーなどのオプションも充実しています。写真だけ見ると一見沢庵のようなこの黄色いもの(私は沢庵だと思ってました 笑)はターメリックと一緒に漬け込んだザワークラフトです。