初心にかえったクイーンズランド大学研修

10月は日本への出張、そしてクイーンズランド大学の研修と、ほぼパースにいない怒涛の日々でした。

クイーンズランド大学の研修は、各国から大学と付き合いの深いエージェントを集めて行われ、クイーンズランド大学についてより詳しく知ってもらうために、各学部の見学やセッション、ワークショップ、アクティビティ等々、イベント目白押しの1週間です。

飛行機代から現地滞在費まですべて大学持ち!
食事も全部出るので、大変な日程ですが、至れり尽くせりの研修です。

スウェーデン、メキシコ、カナダ、中国、台湾、韓国、イラン、マレーシア、シンガポール、フィリピン、フランス等々各国から51人のエージェントが参加。

日本人は自分ひとり。

これから1週間、ずっと一緒に過ごすメンバーなので、まずはとにかく話せる人をつくろうと、到着日のカクテルレセプションで、色々な人にがんばって話しかけてみる。が、同じ国籍同士の壁はやはり分厚い。。。皆さん一応挨拶はするものの、すぐに同じ国籍同士の話に戻っていく。

そういえば、自分が留学をした最初もこんな感じだったなぁ、と思い出しました。

知り合いが一人もいない環境、たまたま入ったクラスは日本人が自分ひとり。

とりあず「Where are you from?」から始まり、お互いのバックグラウンドを聞いて、その国の知っていることを言ってみたりして、会話をつなげようとがんばりました。最初は気ごちない会話だったものが、何日か経つうちに、だんだん仲の良いグループができてきます。

今回の研修でも、ワークショップや色々なセッションを通じて、フィリピン人、マレーシア人、韓国人 、シンガポール人と特に仲良くなりました。
ちなみに、以前英語の「訛り」についてブログを書きましたが(オーストラリア英語の「訛り」)、皆さん、それぞれ特徴のある英語発音。

自分も例外ではなく、立派な(?)日本人発音で通じない時もある。

どきどきしながら全く知らない環境に入って、色んな英語に触れて、文化を感じて、自分の当たり前が通じない時もあり、そうやってだんだんと留学生活に慣れていく。これから留学する方も、そういう気持ちの変化をたどっていくんだろうなぁ、としみじみ感じました。

そして、たった1週間でしたが、最後は皆さんとお別れするのがつらいくらいでした。

クイーンズランド大学のスタッフが「今年のメンバーは、例年にないほどみんな仲良くなっている」と言っていました。

留学の初心にかえることができた、クイーンズランド大学研修でした。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する