以前、【授業紹介】オーストラリアの大学での授業内容を紹介する話 〜PART1〜という記事を書きましたが、先日後期の授業が全て終わったので、今回は第2弾、後期授業編を書きたいと思います!
履修科目
- Consumer behaviour II
- International marketing III
- Professional practice II
- Film studies
前期は3科目の履修でしたが、後期は4科目にチャレンジしました!
というのも僕は交換留学生で、こっちで取った単位がそのまま卒業単位に加算されるので、なるべく多く取っておく必要があったんです。
さらに、単位認定要件の関係で、今学期はより専門的な、難しい分野の単位を取らなくてはならなかったので、2年生、3年生の授業も履修しました。
さっそく各授業についての説明をしていきます!
Consumer behaviour II
人間の消費行動のプロセスや、消費活動に与える影響とか、その要因を分析していく授業です。
この授業はとにかくレクチャー(大教室で行う講義)が面白かった!
教授が授業内容に関連した面白いYoutubeの動画を見せてくれたり、生徒の発言を促したり、何より教授自身が気さくな人で、教室全体を惹きつける話し方をする人だったのですごく楽しかったです。
なのでこの授業で印象に残っているのは授業内容よりも、むしろ人を楽しませる話し方とか、そいうった面の方が強いかもしれないです。笑
課題、評価
- 個別エッセイ(1000words) - 10%
- グループエッセイ(3000words) - 20%
- グループプレゼン - 10%
- 出席 - 10%
- 期末試験 - 50%
グループエッセイは"Green consumer behaviour trend"(エコにまつわる物の消費活動)について調べてまとめるという課題。チームワークが悪くてかなり苦戦しました。。。
グループプレゼンは、”VALS”という基準によって消費者を8個のタイプに分けられるのですが、その各グループに向けて作られたCMを探してきて発表するというもの。さらに、クイズやゲームなど、観客を楽しませるアクティビティも準備しなくてはいけなくて、少し大変でした。
International Marketing III
マーケティング3年生の授業。名前の通り国外でのマーケティングについての授業です。
この授業はやはり3年生の授業ということもあって、やはりレベルが高い!これまで習ってきた知識をあたりまえのように聞いてくるし、学生も普通に知ってる。という感じだったので少し圧倒されました。。。
この授業は最初にグループに分かれ、授業を通して、自分たちで選択したオーストラリアの企業の海外進出の戦略を考えていきます。
海外進出に際しては、進出先の文化や法、経済などなど、いろんな要素を考慮に入れなければならず、それに合わせて企業は海外戦略を考えなくてはいけません。なので本当に考えることが多くてかなり難しかったです。。。
僕たちのグループは”Pana chocolate”という、オーガニックチョコブランドを選択し、その企業の海外戦略について、進出国選びから、展開先でのマーケティング戦略までみっちり考えました。
課題、評価
- 個別エッセイ(1500words) - 20%
- グループプレゼン① - 5%
- グループプレゼン② - 10%
- グループエッセイ(4000words) - 15%
- 期末試験 - 50%
個別エッセイは「アメリカの”Chunk E cheese's”という企業がメキシコに進出しようとしているが、賛成か?反対か?」という課題。
自分史上一番本気で取り組んで、それなりに自信のあるものを提出したものの、評価は75%ほどしかもらえず、まだまだだなあと痛感。。。
グループ課題に関しては全て上記の”Pana chocolate”の海外進出について。僕はオージー3人組のグループに飛び込んで仲間に入れてもらったのですが、やはりオージーと対等に課題をこなすのはまだ厳しかった。それでもやれるだけのことはちゃんとやったので、グループメイトは優しく助けてくました!
グループメイトはかなり賢くて、論を進めるのに必要なデータの持ってき方とか、エッセイの書き方とかがすごい参考になりました。プレゼンも何度も練習して真剣にこなすし、アドリブもきくし、質問にも正確に対応する。将来この人たちとビジネスするとしたら僕の力不足半端ないな、、、と思いました。
Professional practices II
日本で就職するつもりの僕は、「あれ、この授業取る意味あったかな」と思いましたが、ビジネスレターの書き方など、将来使えそうな知識も教わったので結果的には良かったです。
この授業は2時間のチュートリアルと1時間のレクチャーで構成される、いつもとは違ったタイプの授業でした。
課題、評価
- 個別エッセイ(750words × 2) - 40%
- グループエッセイ - 30%
- 個別最終エッセイ(1000words) - 40%
この授業はテストはありません!!(ガッツポーズ)
しかし欠席2回すると即単位を落とすという厳し目なルールはありました。
最終エッセイは「現在の採用のトレンドについて調べて書きなさい」というテーマで、僕は「採用とソーシャルメディアの関連」(企業側がどれだけ志願者のソーシャルメディアをチェックしているのか、LinkedInの採用での使われ方、など)について今書いています!
Film studies
簡単そうに聞こえますし、正直僕もそう思って履修しました。笑
この授業を受けてわかったのが僕はいかに単純な思考の持ち主で、何も考えずに映画を観てきたかということ。笑
「よかった」「まあまあだった」「かわいい」「こわかった」「かわいそう」ぐらいの基準でしか映画を観てこなかったので、ストーリーに込められたさらに深いメッセージに気がつくことができず、ディスカッションやエッセイに相当苦戦しました。。。笑
課題、評価
- 個別エッセイ①(600words) - 20%
- 個別エッセイ②(1000words) - 30%
- 個別最終エッセイ③(2000words) - 50%
エッセイのテーマは「この映画は犯罪についてどんな態度を示しているか?」とか
あるシーンの静止画をもとに、「この画像を映画撮影技法に基づいて分析しなさい」といったテーマでした。
エッセイは600wordsと少なく、簡単そうに聞こえますが、単純思考の僕が考えをひねり出して600words書くのは、マーケティングの1500wordsの数倍厳しかったです。笑
そして今2000wordsのエッセイに苦戦しています。。。
まとめ
授業はすでに終わりましたが、課題の提出やテストはまだ残っていて、それ次第で成績がつけられます。(単位取れますように)いまこうして振り返ってみると授業内容よりも、Consumer behaviourで感じた魅力的な話し方やFilm studiesで気づいた自分の単純思考っぷり、
International marketingのグループメイトから学んだ、エッセイの書き方や論理の構成の仕方、プレゼンへの真剣な取り組み方、何よりも彼らとの圧倒的な差に気づいたことなど、学習内容以外で感じたことの方が印象に残っています。
こう考えるとやっぱりこの大学留学で学べたことは大きくて、意味のある24週間だったなと思いました。
これから日本に帰ってからの生活も、この留学で感じたことを忘れずに過ごしていきたいです。