僕は去年の2月からアデレード大学に交換留学に来ていて、現地の学生と同じ授業を受けています。
留学前は海外の大学でどうやって授業が行われているかなんて想像もつかず、ただただキツいんだろうーっていうイメージだけ持っていました。
もちろんそれは間違いじゃなかったのですが(笑)、あらかじめ授業内容や進み方などを知っておけば、出発前に少しは準備もできたと思います。
以前の記事では授業の行われ方について書きましたが、今回はみなさんにオーストラリアの大学生活のイメージを少しでも具体的に持っていただくべく、自分の受けている授業について説明したいと思います!
大学留学出発前の人や、検討中の人の参考になれば幸いです。
※オーストラリア、アデレード大学の例です
履修科目
僕がセメスター1で取っていた授業は以下の通り
- Introguction to Management
- Introduction to Marketing
- Marketing Communication
- Hollywood or bust!
日本の大学では社会科学部という、法や政治、経済など幅広く、割となんでも扱う学部に所属していて、僕は国際関係のゼミに入っていましたが、オーストラリアでは全く新しいことをしたいと思っていたので、マーケティングなどのビジネス系を選択しました。
また、交換留学生は、基本的に好きな授業をなんでも履修できるので、Hollywood or bust!という映画を観る授業も取りました。
この科目は”English”という分類だったので、自分のような英語が完璧でない学生のための、英語を学習するための授業かと思っていたのですがそうではなく、「英語文学」という意味でのEnglishだったので、周りは現地の人ばかりで、なかなか厳しかったです。
なので、最初のセメスターだったこともあり、この授業は途中で履修中止し、結局ビジネス系の3科目だけ履修しました。
では以下では各授業についての説明!
Introduction to Management
経営学の一番基礎の授業。たくさんの生徒が履修していました。勉強した内容は、会社の組織形態だったり、リーダーシップの取り方、部下とのコミュニケーションの取り方などなど。
授業全体を通して、「経営は独りよがりでやるものではなく、社員みんなとの協力が大事」ということをいろんな角度から説明してる授業でした。
日本で経営学入門を勉強した時は、企業の形態や雇用慣行、株の話などを勉強し、それはそれですごく面白かったのですが、こっちでは全く違う内容を扱ったので少し驚きました。
課題、評価
- 毎週の小テスト - 10%
- 個別エッセイ(750words) - 15%
- グループエッセイ、プレゼン - 25%
- 出席 - 10%
- 期末試験 - 40%
この授業は毎週毎週小テストがあったので少し大変でしたが、逆にそのおかげでこつこつ勉強できたのは良かったです。
個別エッセイは、経営について書かれた文献をひとつ探し、それについて批評するという課題。これはめちゃくちゃ苦戦しました。
グループ課題は、アデレードのあるワイン企業についてのケーススタディー。
その企業をとりまく課題を把握し、適切な経営スタイルを提案するというもの。
この授業はなかなか大変でした。
Introduction to Marketing
この授業はマーケティングの一番基本的な授業。マーケティング専攻の学生はもちろん、会計や経営などその他のビジネス科目を専攻する学生も、必修の一環として履修しています。この授業の特徴は、シミュレーションゲームを使って勉強するところです!
バックパックの製造から販売までを自分たちで戦略立てて行うというシミュレーションゲームで、グループに分かれてクラス内で競います。
製品の特徴から販売価格、広告、流通など全て自分たちの戦略に沿って決め、いかに売り上げを大きくするかということを、体験を通して学べるので非常に楽しい授業でした!
シミュレーションゲーム
課題、評価
- 1000 wordsの個別エッセイ - 20%
- グループプレゼン - 10%
- 先生とのミーティングの参加 - 10%
- 出席 - 10%
- 期末試験 - 50%
評価はこんな感じでした。
エッセイはシミュレーションゲームで、自分が担当した分野(製品、流通など)についての戦略を書くというトピックだったので、比較的書きやすかったです。
この授業が一番楽しかったし、課題の負担も少なくて、1セメスター目の僕にはちょうど良かったです。
Marketing communication
この授業はざっくり言うと、企業側から顧客側へ、どうやってメッセージを伝えるか、といった内容の授業。ここでいうコミュニケーションは、電話や対面といった一般的なコミュニケーションから、広告や商品のラベルなどが消費者に訴えかけるものもコミュニケーションと捉えていて、授業では消費者側の情報を処理するプロセスや、テレビやネットなど、各メディアのコミュニケーションの特徴などといったことを学びます。
僕は留学前から自身でブログをやっていたこともあり、インターネットやソーシャルメディアでの広告やマーケティングに非常に興味があったのでこの授業を受けました!難しかったですが、予備知識があった分野はやはりすんなり理解できたので、やはりあらかじめ予備知識があったほうがいいなと感じました。
課題、評価
- グループプレゼン - 10%
- グループエッセイ① - 10%
- グループエッセイ、プレゼン② - 20%
- 出席 - 10%
- 期末試験 - 50%
この授業はグループ課題のみで、個別の課題はありませんでした。
やはり英語力の問題で、なかなか積極的に貢献するのは難しかったですが、親切なグループメイトに救われてなんとかなりました。
期末試験について
期末試験は、大学の12週間の授業が終わったあと、1週間の準備期間を挟んで行なわれます。
試験時間などは科目によってまちまちですが、僕の試験は全て3時間でした。
「英語で試験とか無理だよ。。。」なんて思っていましたが、先生が出るところや、勉強するべきところを結構ピンポイントで教えてくれたので、なんとかなりました。でも勉強きつかった。。。
まとめ
僕は上記3つの授業を取っていたのですが、結果としてなんとか全て単位を取ることができました。
でもこれにはグループメイトや、エッセイをチェックしてくれた友達の協力の結果で、自分一人の力では到底無理でした。。。
留学ではできないことが多く、かなりのストレスを感じますが、なんとか成し遂げたときの達成感はやはり大きいです。
現在セメスター2も終盤で、来月には全て終わるので、セメスター2編は全て終わってからまた更新します!