西オーストラリア州に渡航する方法

パースのある西オーストラリア州は、約半年に渡り州境をクローズ。オーストラリア人と永住者を除き、ほぼ西オーストラリア州への渡航はできませんでした。

が、11月14日より、オーストラリアの他州から西オーストラリア州へ入ることができるようになりました!!

オーストラリアの他州から西オーストラリア州へ渡航するための手続きについてご案内します。

※現時点でオーストラリア国境は厳しく管理されており、オーストラリア人と永住者が優先的に入国できる状況です。詳しくはこちらをご覧ください。

※西オーストラリア州境情報ページはこちらをご覧ください。


G2G PASSを申請しよう】

西オーストラリア州に到着した際にこのパスを提示する必要があり、このパスが無いと西オーストラリア州に入れません。

G2G PASS申請には、オーストラリアの運転免許証かパスポートが必要です。また、申請内容には、健康状態や最近行った場所に関する質問が含まれています。

例えば、WAに入る直近の14日間にいた場所、「Low risk(低リスク)」「Medium Risk」の州(現在はビクトリア州、ニューサウスウェールズ州)の人々と故意に接触したことがあるかどうかを宣言する必要があります。

出発の少なくとも3日前にG2G PASS申請をした方がいいとされていますが、余裕を持ってもっと早く申請された方がいいでしょう。

また、オーストラリアではコロナウィルス関連の罰則は非常に厳しく、このパスを申請するにあたり、虚偽または誤解を招く情報を提供した場合、起訴される可能性があります。ご注意下さい。

【どこから西オーストラリア州に入るかにより、条件が異なります】
オーストラリアの州は「Very low risk」、「Low risk」、「Medium Risk」に分けられており、渡航の条件はどの州からきたかにより異なります。


2020年12月4日現在、アデレードのある南オーストラリア州だけがMedium Riskに入っており、特別に許可が出て西オーストラリア州に入ったとしても2週間の隔離が必須となっています。

◎Very low Risk州(タスマニア州、ブリスベンのあるクイーンズランド州、ノーザンテリトリー準州、キャンベラのあるACT)から西オーストラリア州に渡航する場合

・G2G PASS申請
・パース空港にてヘルススクリーニング必須
・空港を出る際にG2G PASSの提示
・隔離は不要

ただし、旅行の14日前に中リスクまたは低リスクの州または準州の人と接触した「Very low risk州または準州からの旅行者」は、その人と同じ検疫条件の対象となり、西オーストラリア州に入る前に14日間自己隔離をする必要があります。

◎Low risk州(シドニーのあるニューサウスウェールズ州、メルボルンのあるヴィクトリア州)から西オーストラリア州に渡航する場合
※ただし、12月8日0時1分以降は、ニューサウスウェールズ州、ヴィクトリア州からの渡航者も「Very low risk州」に含まれます。

・G2G PASS申請
・指示通りにマスクを着用必須
・パース空港にてヘルススクリーニング必須
・空港を出る際にG2G PASSの提示
・G2G PASSをスキャンして、自己隔離先があることを確認。自己隔離先がある場合は14日間自己隔離をし、そうでない場合は、14日間、自費で政府承認の隔離施設に入るように指示されます。
・11日目にまだ西オーストラリア州にいる場合は、11日目にコロナウィルステストをする必要があります。
・西オーストラリア州政府によると、西オーストラリア州での自己隔離中、G2G Nowアプリでヴァーチャルチェックインが可能なので、低リスクの州や準州からの渡航の場合、アプリをダウンロードして使用することをお勧めします。

◎Medium Risk州(アデレードのあるサウスオーストラリア州)から渡航の場合

・G2G Passを通した特例を除き、西オーストラリア州に入ることはできません。
・自己隔離先がある場合は14日間自己隔離をし、そうでない場合は、14日間、自費で政府承認の隔離施設に入るように指示されます。
・承認された渡航者は、到着から48時間以内と隔離の11日目、または症状が現れた時点でコロナウィルス検査が必要となります。隔離先に到着するまで、マスクを着用する必要があります。


【申請が終わったら、アプロをダウンロードしよう】
G2G PASSのアプリはこちらの「Get the App」をクリックして下さい。

このアプリを使用すると、個人情報が収集され、その情報は、緊急の指示の下で旅行が許可されているかどうかの確認など、西オーストラリアへの(および西オーストラリア内での)旅行のリクエストのために使用されます。

また、旅行や法的義務について連絡するなどの目的にも使用されます。

徹底した州境の管理をしたことで、今は、ほぼ日常生活に戻っているパース。誰もマスクをしていない状況で生活ができています。

キングスパークでピクニックパーティを楽しむ人々

ロックダウン中は、「多様性を重んじるオーストラリア文化の中、厳しいロックダウンルールをみんな守るのだろうか?」と思っていたのですが、ゴーストタウンのように街から人が消え、エレベーターは4人までしか乗らず、道を譲り合って生活しているオーストラリア社会を経験し、コロナのおかげで新たな一面を見ることができました。

最後に、パースにワーキングホリデー中の方から昨日いただいたコメントにぐっときたのでシェアをいたしますね。

「私のワーキングホリデーは、旅行のようなアクティビティはコロナウィルスのせいで多くは経験できなかったけれど、日々、オーストラリア人が過ごすように暮らすことができ、オーストラリアに住んでいることそのものを楽しめたので来てよかったです」

コロナウィルスの中でもポジティブに捉えて生活できる学生さんに私も嬉しいひと時を頂きました❤️

早川 真由 / Mayu Hayakawa

オーストラリア、パース在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I005)。オーストラリアにワーキングホリデーで渡航したのが、私の初めての留学でした。そこで感じたことは「留学は生活」。留学には、短期の観光とは違う「日々の生活」があります。一人で海外生活をすることは、初めての日本での一人暮らしを数倍タフにした感じ。日本を出発する前は分からなかったけれど、最初の一年で最も学んだことは「ライフスキル」だったかもしれません。でも、このライフスキルは人生においてどんなに役立つことでしょう。留学の醍醐味は、勉強だけでなく、自分の人生を強く、豊かにしてくれるところにもあります。

留学はチャレンジを止めたらおしまいです。学校に通って勉強するだけなら誰にでもできます。でも「勉強プラス何ができるだろう」と考え、積極的に行動することで、人と違う経験ができるチャンスがあるのです。いつもフレッシュなチャレンジ精神を持って、考えて行動する留学生活を送れば、きっとFruitfulな結果が待っていることでしょう。このカウンセラーに質問する