オージーの「時間と距離」の概念

先日、オージー夫とこんな会話をしました。

夫:「明日、取引先と6時30分からバーベキューだわ」
私:「そうなんだ、気をつけて行ってきてね」

その後、日本の母と話をしていて

私:「夫、明日6時30分から仕事関係のバーベキューなんだって〜」
母:「あら、じゃあ明日の夜は息子くんと2人なんだね」
私:「あ、6時30分って朝の6時30分だよ」
母:「え?!?!早!!!!」


確かに、6時30分からバーベキューって、普通は夜だと思いますよね・・・

夫の取引先は建築関係が多いこともあり特に朝が早い業界ではあるのですが、基本的にオーストラリア(特にゴールドコーストのあるクイーンズランド州)は朝の始まりが早い!
カフェは大体朝6時30分〜7時にはオープンするし、ColesやWoolworthという大手スーパーも平日は朝7時から開いています。週末のファーマーズマーケットも朝6時からが普通だし、お友達と会うのも朝8時にカフェで待ち合わせ!とか普通にあります。(日本だとこの時間に空いているお店が少ないですよね・・・)


また、その数日後の会話にて。

夫:「明日、朝4時30分に家を出るから」
私:「え、なんでそんなに早いの?」
夫:「明日、朝7時30分にサンシャインコーストでアポイントがあるんだ」

ここで一旦思考が停止・・・私が住んでいるゴールドコーストからサンシャインコーストまでは約200km離れています。日本のように新幹線があればきっと日帰りも可能な距離ですが、車移動。自宅から200km先で朝7時30分からアポイントだと、普通は前泊じゃないの・・・?と思い聞いてみたら

夫:「いや、前泊するほどではないでしょ」と・・・

片道200kmの移動を「なんてことない」と感じ、朝7時30分のアポイントに「4時30分に出れば良い」という考えになるオージー。凄いなぁ〜と、素直に感心したのでした。
(もし私が朝7時30分にサンシャインコースト大学とアポイントがある場合は、絶対に前泊させていただきます!!!)

こんな風に書いているとうちの夫がブラック企業で長時間労働をしているかのように思われるかもしれませんが、仕事スタートが早い分、終わるのも早いんですよ。普通の日は午前8時〜午後4時勤務・スタートが早い日はもっと早く仕事が終わり、自宅オフィスなのでアポイントがない時は通勤時間もゼロ。

朝が早いのとは対照的に夜や週末に仕事の予定が入ることはほぼなく、仕事を終えたら自分時間や家族と過ごすのが一般的。「午後6時30分から取引先とバーベキュー」なんて言われる方が、びっくりです。

丸10年ゴールドコーストに住んでいますが、このようにオージーの「時間と距離」の概念には度々驚かされることがあります。みなさんも留学中に「え、はや!」「え、遠!」みたいな経験することもあるかも知れませんが、これがオーストラリアの文化ということで朝型生活を楽しんでみて下さいね。


【余談】そしてこのブログを書いてアップしようと思っていた矢先にもう1つエピソードが。数日前に弊社代表の衛藤がゴールドコーストへ来ていたのですが、前日の宿泊先がなんとToowoomba(トゥーンバ)!!※ゴールドコーストまでは180kmあります
「遠いですね」というと「いや全然!」と平然と言っていたのですが、そもそも衛藤はアデレードから2000kmの距離を車で来ていた・・・・ここにもオージーマインドを発見!と思ったのでした。

関川 祐利弥 / Yuriya Sekikawa

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I094)。ゴールドコースト在住。北海道出身。中高時代、海外の学園ドラマの影響を受け「私もあんな生活がしてみたい!」と16歳でアメリカへ交換留学。ところが現実は理想とは異なり、公共交通機関一切なしのド田舎でのサバイバル生活。1年後、人として、また体型もひと回り成長して帰国。その後、日本の大学を卒業。人材コンサルティング会社勤務を経て、留学業界へ転職。…をしたつもりが、勤務支店が本社に吸収され職を失う。しかしピンチの時には、過去の留学で培ったサバイバル精神が役立つもの。「これは、もう1度海外へ行けということか!」とポジティブ思考で南国オーストラリアへ。現在は、ビーチから徒歩3分のゴールドコーストオフィスで留学カウンセリングと現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する