移民局に電話する用事があったのですが、確実に理解しなければならないことだったので、日本語通訳サービスを利用しました。
日本語通訳サービスを利用して移民局に電話する場合、まずはTIS National Services(オーストラリア国内からは131450)へ電話します。日本語通訳者に繋がったら移民局(131881)へ電話したい旨を伝えます。
大抵こういうところに電話すると、問い合わせの内容とか電話したい相手によって番号をキーパッドで押すよう言われるので、そのつもりで待っていました。
すると、「利用したい言語を言ってください(もちろん英語で)」と言ってきたのです。対応してくれたのはなんとAI(人工知能)でした!キーパッドで番号を押すよう指示する音声は人間の声を録音したものですが、それよりも若干きれいな声でした(Siriみたいな感じ)。
実は私、英語の発音に苦手意識があるので、認識されなかったらどうしよう。。。と思いながら、伝えてみます。
私:Japanese Speaker, Please
AI:認識できませんでした。(*AIのセリフは全部英語)
AI:マンダリン(中国語の一種)などのように一言で答えてください。
つまり、私が必要以上に喋ったのを理解して的確に指示してきたのです。緊張しながらもう一度
私:Japanese
ドキドキ。。。AI:Japaneseですね。間違いないですか?
私:Yes
AI:Alright! 以前利用したり、Migration Agentとして登録したことがありますか?
私:No
AI:Alright!オペレーターに繋ぐのでお待ち下さい。
確かに、世界中で使われているたくさんの言語をキーパッドで指定するのはなかなか大変だし、このご時世、言語アロケーションのためだけにオペレーターを配置するのもなんか違いますよね。
街中でペッパー君などのガイド用AIやSiriなどと喋った(遊んだ?)ことはありましたが、こんな実用的なところにAIが活用されていたとは!発音が下手っぴでSiriにちゃんと理解してもらえず、みんなで大笑いしていたのは過去の話。今後こういうAI対応のような音声が必要になるものが増えることを考えると、英語の発音も気をつけなくてはと思ったのでした。
ちなみに、オーストラリアではBachelor of Software Engineering Artificial Intelligenceのように人工知能について学ぶコースを開講している大学もあります。今後どんどん実用化されていく分野だと思うので、この分野をオーストラリアで学んでみたいという方は気軽にお問い合わせくださいね。