1ヶ月ぶりにTAFEでの授業がスタートして、それぞれの教科での次の課題が始まりました。後期のカリキュラムが始まって、どんな変化があったか、またコースの後半戦はどんなことをしていくのか、レポートします!
私の通学するTAFEクイーンズランド、ビジュアルアーツコース(1年)にて前後期の違いはこの4つでした。
・選択科目が増える
・時間割
・クラスメイト
・先生
■選択科目と時間割
前期
【必修】・スタジオ(美術史や理論等)
・ドローイング
【選択/3教科選択】
・ペインティング
・版画
・彫刻
・陶芸
後期
【必修】・スタジオ
【選択/4教科選択】
・ドローイング
・ペインティング
・版画
・彫刻
・陶芸
・デジタルアート
必修科目が一つ減り、選択科目にデジタルアートが増えました。更に自分の興味に沿って科目が選べるようになっています。それに伴い時間割も変わります。選択する科目により週4日通学する学生もいますが、週3日の人が多いようです。
私はデジタルアートも魅力的で悩みましたが、前期と科目を変えず、ドローイング、ペインティング、版画、陶芸を選択しました。(特に版画と陶芸は、プレスマシーンや窯など、どうしても家では揃えられない機材が必要な科目なので)
■先生とクラスメイト
前期スタート時、3クラスで授業が進行していましたが、途中で辞めてしまった人などもいたようで、2クラスに編成し直して後期はスタートしています。
私の場合は5教科中3教科にて担当の先生も変わりました。コースを教えてくれている先生陣は、自身でアーティストとしての活動(個展や展示会、作品の販売等)をしている方が多く、色んな先生に教えてもらえる機会があるのはラッキーなことだと感じています:)
クラスメイトの顔ぶれもかなり変わり、一番仲の良かった友人たちとクラスが離れてしまいました。それはとっても残念ですが、また新たな出会いも大切に、楽しくやっていけますように‥♪
コース後半戦!どんなことするの?
1週目のカリキュラム説明を受け、こんなことをしていくんだ!ということが見えてきました。・前期で習った技術を更に高める
・新たな技法を学ぶ
・卒業制作の展示作品に向けて始動する
・卒業後のキャリアを考える
前期はどの教科も、様々な技法に挑戦する授業がメインでしたが、後期はその他、より専門性を高めたり、進路について考える内容が入ります。
1週目のスタジオクラスでは、「将来のキャリアを考える」授業でした。
・自分の得意・興味のある分野
・将来アートのフィールドでどのような仕事をしたいのか
・進学について(大学など)
・自分にとってのアートの道でのゴールは何か
・考えられる、業界とのつながり
・卒業時/5年後の理想の姿
・そのためには後期にどの様なことをしていかなければならないか 等
上記について思いつくことをどんどんマインドマップにしていきます。
これはとても良い方法だと思いました!あなたの専門分野に置き換えて、作ってみることをオススメします。可視化することで分かることってありますよ♪今後こんなことチャレンジしたい!が見えてきてとっても良い機会になりました。
この授業で響いたのは自分の「メジャー」を考えるようにとの先生の言葉。
メジャーとは、自分の主専攻のこと。得意なことや、やりたいことを踏まえて、今後の自分どの技術をより高めていくべきかを考えます。
自分の武器を磨くには、自分のこともしっかり分かっていないとダメだよな〜。と改めて気づかせてもらいました。
今週の授業では上記を踏まえてCV(履歴書)作成をしていきます。学んできた分野の業界にどのようにして入っていくのかというところまで(オーストラリアと日本とは違いがあると思いますが)プロから学べるのは本当に良い機会ですよね。それも一つ、学校に通学する大きなメリットだと感じます。
当たり前のことですが、あと約4ヶ月の授業が終わったあとはみーんなそれぞれの道に進んで行くんだな‥と思うと、感慨深くなります。と共に、卒業するまでの、この貴重な時間を大切にしなきゃと気が引き締まりました。
もう一つ後期の大きなイベント…卒業展示会!
▼先輩たちの展示会の様子はこちら
TAFE卒業時にスキルは身についているのか?
卒業時には自分の得意な分野で制作した作品を展示・発表します。(中には作品を販売する学生もいて、そのほとんどが売れている人もいます。)4ヶ月後にやって来るこの最後のビッグプロジェクトに向けて、どんな作品作りをしていこうか、今の時点から徐々に考えはじめなければいけません。(悩悩悩)
学生それぞれの「らしさ」を大事にしてくれるオーストラリアのアート教育。
その環境の中で、のびのびと、かつ自分のスタイルを磨いて、「自分らしい」と胸を張って思える作品を作れるように、あと4ヶ月頑張っていこうと思います:)