海外で人に聞かない方が良い事

現地メルボルン支店でカウンセラーとして留学生の方々とお話をしていて、長年オーストラリアで生活をしてきて私が当たり前と思い込んでいる事こそ、生徒さんが知りたがっている現地の生活情報なのだと気付かされる事が多々あります。

先日も生徒さんから質問を貰った際に、「そういえば、私もオーストラリアに来たばかりの頃に、専門学校の先生に教えてもらったな〜」と思い出した事がありました。それは海外で人に聞かない方が良い事です。自分が聞かれて嫌な事は人にも聞かない事と教わって来ましたが、日本を出れば文化も習慣も違う訳ですから、この考えは余り役には立ちません。私も何気なしに聞いた事が、人を不愉快にさせてしまったなんて事も多々ありました。

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基本的には初対面だったり、余り良く知らない人には個人のプライバシーに関して聞くのは望ましくないのですが、例えば

■年齢
■出身や国籍
■身長や体重などの身体的質問
■本人やその家族の結婚やパートナーの有無
■信仰している宗教や政治
■収入や支出
■病気や病歴
■性別や性自体に関する事柄

中には「えー、そんな事も聞かない方がいいの!?」とか「語学学校に入学したばかりの時に、国籍は挨拶レベルで聞いてた!」なんて事もあるかと思います。出身国を聞くのは、初対面の人にいきなり、職業は何ですか?と聞く位失礼な事らしいいのです。

しかしどういう人なのか知りたくなりますよね。ビジネスの場面であれば上記のようなトピックは避けるべきかと思いますが、友達の関係で親しくなって来たら国籍位は聞いても良いのかなと思います。学生の皆さんは良く、自国の料理などを友達に振る舞ったり、文化交流をしている方も沢山居ますよ!

語学だけでなく、その様な国際社会でのスタンダードを学ばせてくれるのも海外留学の醍醐味ですね。


長谷川 由華 / Yuka Hasegawa

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 N1067)。オーストラリアのメルボルン在住。大学時代、自分より成績や英語が堪能な人が沢山いる中で、自分が就職競争の波に乗れるのか自信が持てず悩む。英語試験の結果で勝てないのであれば「使える英語/コミュニケーション能力を身に付ける」ことが重要という考えに至り、就職活動にいそしむ友人たちをよそ目に、留学計画を開始。かねてより夢であったツーリズム(旅行学)を学ぶため、大学卒業と同時にケアンズへ。日中は専門学校、朝&夜は現地旅行代理店でのアルバイトに精を出し、睡眠不足になりながらも2年後に無事卒業する。その後、アルバイト先の代理店でビジネスサポートを受け、2008年に永住権を取得。このカウンセラーに質問する