こんにちは!東京オフィス、Yumiです。シドニー出張ブログ第4弾は、シドニー大学近くの街ニュータウン(Newtown)とあるカフェのお話です。
「シドニー」と一口に言っても実は東京23区の2倍ほどの広さがあり、サバーブ(日本でいう区や市のようなもの)によって雰囲気が違います。シドニーのサバーブは個性的なところも多くて面白いです。イスラム文化圏のバックグラウンドを持つ人が多く住むレイクンバ(Lakemba)のようなサバーブは、まるで異国に迷い込んだ気分になるし、アジア系が多く集まるエリアでは、日本食の食材が手に入りやすかったりします。
シドニー大学の南東に位置するニュータウンは、自由な雰囲気漂う"ヒッピーな街"という印象です。今回、シドニー大学の学生さんにインタビューをさせていただいたので、ついでにこのエリアを歩いてみました。
【Central】駅からT2もしくはT3に乗って15分。【Newtown】駅に到着。まずは、シドニー大学とは反対方向のEnmore Roadを歩きます。建物は"手入れされていない古い町並み"という感じですが、入っているレストランやカフェ、ショップはおしゃれです。レストランは多国籍でトルコや中東系が多い気がします。【Azuki】という日本のパン屋さんもありましたよ。

Enmore Roadは幅が広く、建物も2階建てなので、シドニーらしいクリアな青空が広がります。

そこかしこにカラフルなウォールアートが描かれており、ストリートアートも楽しめます。「マルティグラ」(LGBTQIA+人達の文化や多様性を讃えるLGBTプライドイベント)が終わったばかりということもあり、虹色のモニュメントもあちらこちらにありました。

多様性という意味では、オーガニックスーパーマーケットも重要な意味を持ちます。オーストラリアでは、宗教やアレルギー、健康などの理由で食材に気を使う人も多く、普通のスーパーマーケットにも様々なオプションが用意されています。Enmore Road沿いにある【Taste Organic】というオーガニック専門のスーパーマーケットは小さいですが、農産物や加工食品から洗剤までいろいろなものを取り扱っていました。

オーストラリアに来て食材に気を遣うようになったという方、アレルギーなどのために食材を選ばなければいけないけど選択肢が少ないと思っている方は、ぜひ行ってみてください。

道端にあったStreet Libraryは、読み終わった本を交換するシステムです。"図書館"という名前ですが、借りた本を返さなくてはならないのではなく、別の本を置いても大丈夫。ただし、持続可能にするために、1冊持っていったら1冊置くというのがルールです。

来た道を戻り、今度は【Newtown】駅からシドニー大学の方向へKing Streetを歩きます。こちらも雰囲気は変わりませんが、少し建物が大きくて手入れされている感じがします。

朝ごはんがまだだったので、駅近くのカフェ【
Tokyo Lamington】で休憩。ラミントンとは、オーストラリア発祥のスポンジケーキにチョコレートとココナッツをまぶしたお菓子です。間にジャムなどが挟まっていることもあります。スーパーなどでも売られていて、オーストラリアに住んでいたころはよく食べていましたが、日本ではなかなかお目にかかれません。
オリジナルと迷いましたが、せっかくなので店員さんおすすめの見た目がかわいいのをチョイス。フラットホワイトと一緒にいただきます。
ちなみに、Tokyoと名前がついている理由が気になりませんか?
実は、オーストラリア発祥のこのお菓子を引っ提げて東京にお店を出す計画を立てていた時に新型コロナが発生。東京進出を諦めてシドニーでお店を開くことにしたのだとか。「東京の公園のベンチでラミントンが食べられていたら素敵だな」から始まったお店なので、名前にはTokyoと残しているそうです。
いつか実現するといいなとも思いますが、オーストラリアに来る楽しみとしてオーストラリアにいてほしい気もします。

新しいサバーブに出かけるたびにたくさんの発見があるシドニー。休日はビーチや公園だけでなくいろいろなサバーブを散歩してみるのも楽しいかもしれません。私もまだまだ行っていない場所があるので、また出かけてみたいと思います。
※治安の悪いサバーブや昼間に大通りを歩くには問題ないけど住むのには向かないエリアなどもあります。最新の治安情報は在留届やたびレジに登録すると送られてくる日本国領事館からのメールなどをご確認ください。弊社をご利用の方(学校の申込みなどを行い契約された方)については、オリエンテーションなどの際に現地オフィスから治安情報もお伝えしています。