Can" /> 紫外線UVA予防の見分け方 ‘Broad Spectrum’ - オーストラリア留学センター スタッフブログ

紫外線UVA予防の見分け方 ‘Broad Spectrum’

Cancer Council Australia によると、15~44才のオーストラリア人に最も多く発症する癌は皮膚がん。更にそれは、3種類の皮膚がんのうち最も悪性の高いMelanoma(メラノーマ:紫外線等を浴び皮膚に沈着した色素から発症する癌)だそうです。
2012年には、12,036 人ものオーストラリア人がメラノーマと診断されました。

予防は毎日の日焼け止めから!ということで、今月からブリスベンに転勤になったわたしも早速日焼け止め(Sunscreen)を買いに行きました。

わたしの日焼け止め選びの条件は3つ
★ベトベトしない塗り心地
★SPF 50
★PA++++


今回行ったのはpriceline(マツキヨ的ドラッグストア)。
コチラからオンラインでも購入できますが、日本同様、オーストラリアにも日焼け止め商品はたくさんあります。

早速テスターを腕や足に計8品ほど塗りまくった結果、最終候補に残った2品が、

オーストラリアで日焼け止め探しでも紹介されているCetaphilのSuntivityシリーズと、
②LA ROCHE-POSAY の ANTHELIOS XL スプレータイプ。

日本の某日焼け止めのように「まるで化粧水のように塗った瞬間サラサラ~」ではありませんが、どちらも塗り心地は悪くなく、SPFも50+

となればあとはPAで勝負だ!と思って早速ラベルを見て+マークを探しますが、、、載ってない!

SPA の数値ははあくまで色素沈着の原因となるUVB(紫外線B)を防ぐ防御力を測るもの。
これは30や50や50+で表示されているのでわかりやすい。

一方、コラーゲンを破壊して肌の老化(シミやたるみ)の原因となるUVA(紫外線A) の防御力については、日本では+~++++で表示されていたのに、目の前に大量に並んでる日焼け止め商品にはどれを見ても載ってない・・・

ということですぐにLA ROCHE-POSAY の HP(日本語版)でANTHELIOS XLのPAを調べたら最高ランクの++++であることが判明!

もともと日本でもLA ROCHE-POSAYの化粧下地とBBクリーム(SPF50+/PA3+4+)を愛用していたこともあり、安心してこちらをお買い上げ。

ただPAの+表記が無かったことが気になって後日Australian Government - Department of HealthCancer Council Australia 、その他dermatologist(皮膚科学者)の方のレポート等を読んでみたところ、

◆UVA(紫外線A)の防御力をPA+~++++で表示しているのは日本や韓国など一部の国のみ。
しかもFDA (Food and Drug Administration) はこれを認可していない。

◆FDAによりUVA(紫外線A)の防御効果が認められている日焼け止め製品にはBroad Spectrum という文字が表記されている


ということが判明。

購入したLA ROCHE-POSAY の ANTHELIOS XL のラベルをチェックするとちゃんとBroad Spectrumの文字がキラリと光って(見え)ました。

そして迷っていたCetaphilのSuntivityの方にもBroad Spectrumの文字がバッチリありました。

良かった。一安心。

オーストラリアで(というか日本国外で)日焼け止めを買うときは、
★ベトベトしない塗り心地
★SPF 50
★Broad Spectrum


に注目して選んでみましょう。

因みに後日、もう1つ購入したNATIOの日焼け止めは今まで試した中で一番サラっとしていてつけ心地はNO.1 でした。
ただラベルに「Very high protection from harmful UVA/UVB rays」とはありますがBroad Spectrumの表記はないので、こちらは紫外線の量が減る冬に使うのが良さそうです。

※日焼け止め選びに使える英語
・日焼け止め→sunsceen
・ベトベトしない→non-sticky
・ウォータープルーフ→waterproofでも通じますが、正しくは(特に日焼け止めのラベル表記に関しては)water resistant

加藤 佳 / Kei Kato

【育休中/2025年6月ごろ復帰予定です】豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 H318)。13歳でオーストラリアに短期留学。その後カナダとアメリカへ留学。アメリカの大学を卒業後、「一度、海外で就労経験を積んでから、自分のキャリアを考えたい」と考え、2007年にオーストラリアへ再渡豪。1年間のオーストラリア留学センター現地オフィス勤務を終え、帰国したタイミングで、同東京オフィスがオープン→そのまま就職。2016年3月、東京オフィスからブリスベンオフィスに転勤。高校生の大学留学や、現役大学生の休学留学(学部留学など)をメインに、留学カウンセリングを担当しています。このカウンセラーに質問する