オージーの定番・Sunday Roast!

日曜日、オーストラリアのファミリー主催のSunday Roastに招待されました。

Sunday Roastとは、直訳すると『日曜日のあぶり焼き』(なんか怖い)

日曜日の午後にRoast(ロースト)したお肉にグレイビー、ポテトなどの野菜などを作り、家族で食べるのです。まぁ、一言で言えば日曜日の昼ごはんですね。
元々はイギリスで古くから行われていた習慣のようで、もちろん連邦国であるオーストラリアにも伝わり、今も「日曜日のランチ=ロースト」というのは、オーストラリア人の方程式となっているようです。

とはいえ・・・、近年は核家族化も進み、ファストフードなど手軽に食事が出来るようになり、さらに調理済みのローストミートが売っていることから、毎週日曜日に必ずSunday Roastをする家庭は少ないよう。それでも何か機会があれば、ファミリー/友達を呼んだりして、Sunday Roastをすることもあるようです。
ホームステイでSunday Roastを経験する方もいるかも知れませんので、その様子をご紹介してみたいと思います。

午後2時ころから始まるということで、お土産でブラウニーを焼いて、Let's go!
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※時間がなかったため、オーストラリアでスーパー有名なセレブパティシエ・Zumboさんの手をお借りしました。混ぜるだけ〜

さて、これは私が経験した中でのことですが、オーストラリアでBBQやRoast・ホームパーティに呼ばれた時、到着してすぐ食事が始まることはほぼありません。
“ランチ”と称したイベントでも、まずはテラスやラウンジなどでドリンクにクラッカー、チーズ、オリーブなどのおつまみが出て来て、ある程度会話を楽しんでから食事に入ります。

お酒が飲めない&いつも腹ぺこの私は、良くこの段階でクラッカーを食べ過ぎてメインが入らないことがあるので、注意が必要な場面でもあります。

今回も到着したらRoastはまだBBQグリルの中で調理中。40分ほど近況報告などをした後に、食事スタートです!
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ちなみに、お肉の調理は男性が担当します。(私の知る限り)
以前BBQの時に肉を焼くのを手伝おうとしたら「オーストラリアでは肉を焼くのは男の仕事なんだよ」と言われたので、それ以来、お言葉に甘えて図々しくただ肉を待っているスタンスです。

ローストするお肉の種類は家庭によっても違うと思いますが、今回は牛肉と羊肉。そう、ラムちゃんです!私は道産子なので羊肉を食べて育ちましたが、日本で食べる習慣のない地域の方だと、苦手な方も多いそうですね。
嫌いな方は、ホームステイの食べられないものの欄に「羊肉」と書いておきましょう!

他にはローストしたカボチャ・スイートポテト・じゃがいもと、蒸し野菜としてブロッコリー・カリフラワー・グリーンビーンズ、バターマッシュルームが並んでおります。

お味は言うまでもなく、超美味!皮はカリカリ、中はしっとりのお肉に、ほっぺたがとろけました〜♡

さぁ、お食事が終わったら、次はデザートです!私が「ホームメイドのPavlova(パブロバ)を食べたい」と以前言っていたのを覚えててくださり、作ってくれました〜パブロバ〜〜〜!!!!
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パブロバとは、メレンゲを焼きフルーツやクリームでトッピングしたもので、オーストラリア発祥のデザート※として、オージーが愛してやまないケーキです。

※このケーキ、オーストラリア人はオーストラリア発祥と言うのですが、ニュージーランド人はニュージーランド発祥と言います。これは、結局どちらが先かは明らかになっていないので、オージーとキウイの前でこの話題をふると、非常に口論が盛り上がりますw

お店で購入して食べたことはあったけど、全然違う〜!さすが、オージーママのPavlova!最高に美味しかったです♡

食べ終わり、お片づけを手伝っているときに聞いたのですが、こちらのオージーママは11人兄妹で、ブリスベンより内陸にあるToowoombaという田舎で育ち。日曜日は必ずSunday Roastをして、家族全員で食事をしていたそうです。そして、食事が終わった後はラジオをつけながら、みんなで昼寝をしていたとか。

「今はテレビがあるし、夏はクリケット・冬はラグビーがやっているから、もう昼寝の文化はないわよね〜」と言いながらリビングに戻ったら、

男性陣、ソファーで爆睡。。。。

Sunday Roastを食べると眠ってしまうのは、オーストラリア人の遺伝子に組み込まれているのかも知れません。なにはともあれ、美味しい楽しい日曜日となりました♡


☆オマケ話☆
招待されたお家には、犬が2匹とチキンが4羽。
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チキンはペットとして&卵のために飼い始めたそうで、最初はなかなか卵を産まなかったようですが、ご主人が
「卵産まないと、お前らは明日の夕飯になるぞ!」と言ってみたら、次の日から卵を産むようになったそうです。

関川 祐利弥 / Yuriya Sekikawa

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I094)。ゴールドコースト在住。北海道出身。中高時代、海外の学園ドラマの影響を受け「私もあんな生活がしてみたい!」と16歳でアメリカへ交換留学。ところが現実は理想とは異なり、公共交通機関一切なしのド田舎でのサバイバル生活。1年後、人として、また体型もひと回り成長して帰国。その後、日本の大学を卒業。人材コンサルティング会社勤務を経て、留学業界へ転職。…をしたつもりが、勤務支店が本社に吸収され職を失う。しかしピンチの時には、過去の留学で培ったサバイバル精神が役立つもの。「これは、もう1度海外へ行けということか!」とポジティブ思考で南国オーストラリアへ。現在は、ビーチから徒歩3分のゴールドコーストオフィスで留学カウンセリングと現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する