こんにちは!アデレード支店、Yumiです。
9月に入り、南半球にあるオーストラリアは暦の上では春です。アデレードはここ最近、20度近くまで気温が上がった日もありましたが、まだ風は冷たく、コートが必要な日が続いています。
でも、春はゆっくりでも確実に近づいています。そのひとつがアーモンドの開花。先週末は市内のあちこちで満開になっていました。
あれ?どこかでみたような…
そうなんです。このアーモンドの花、桜にそっくりなのです。花は桜より少し大きめ?
「両方共バラ科の植物でぱっと見そっくりだけど、よく見ると違いがわかる」らしいです。
一番よく言われているのが、花の付き方。桜は枝から伸びた花柄の先に花がついており、アーモンドの花は枝から直接花が咲く、もしくは花柄が短いそうです。
そして、花の咲き方。桜は下向きに咲き、アーモンドの花は1つの集まりが枝についている部分を中心に丸く咲きます。
ちょっとわかりづらいですが花の香りも違うそうです。桜はほのかな香りを漂わせて咲き、アーモンドの花にはあまり香りがありません。
なるほど。うーん、詳しい人に聞くと間違いなくアーモンドの花らしいのですが、花柄が長い気もします…確かに咲き始めの頃は本当に「枝からすぐ花」という感じでしたが。
また、アーモンドの木は湿気に弱いため、日本では見る機会は少ないようですよ。
本当に桜そっくりで、この時期に留学生活を始めると、「よし、スタートだっ!」という気分にもなりますね。お花見でもしたくなりますが、オーストラリアでは公園やビーチなど公共の場所でお酒を飲むのは禁止されていますので気をつけましょう。
アーモンドの花が終わったら、オーストラリアの国花で春を告げるといわれているゴールデンワトル(ミモザ)が咲き、郊外にある菜の花畑が真っ黄色に染まって、紫色のジャカランダが花を咲く頃には夏がやってきます。
植物の開花で季節の移り変わりを感じる、比較的四季がはっきりしているアデレードだからこその楽しみです。