スモールトークを身につけよう!

皆さんはスモールトーク(Small Talk)って知っていますか?

スモールトークとは、会話のきっかけとなる雑談のことで、ちょっとした世間話や共通の楽しい話題について話すことにより、良い雰囲気を共有し、人間関係を構築することです。英語圏ではビジネスの場で必要とされるコミュニケーションスキルのひとつで、Certificate IV in Businessなどの中でも勉強します。あくまで本題に入る前のウォーミングアップなので仕事の話や政治経済などのかたっ苦しい話はしません。天気やスポーツ、休日の話などがメジャーなトピックではないでしょうか。

このスモールトークが役に立つのはビジネスの世界だけではありません。パーティーで、新しい学校の初日に…日常でも知らない人とちょっとした会話をスタートさせるのに必要なコミュニケーション・スキルです。例えば、一人旅をしている人などは、バックパッカーなどで目的地の情報を集めるために知らない人に話しかけることも多いかと思いますが、いきなり自分の聞きたいことを話し始める人はいないでしょう。まずちょっとした世間話をして打ち解けてから本題にはいる。自然にスモールトークをしているのではないでしょうか。


昨日、ブリスベンからゴールドコーストへ帰ってきたときのこと。線路工事のため途中で代替バスに乗り換えたりで最寄りのネラング駅に到着するのが遅くなってしまいました。20時を過ぎていたのでサーファーズへ向かうバスは1時間に1本(ブロードビーチまで行きトラムに乗り換える方法であればもう少し本数はありますが)。40分も待たなくてはいけません。しかし、そこはオーストラリア。私以外にも10人程度がいましたが「仕方ないね~」という感じでイライラする人は誰もいませんでした。

その時、シンガポールから旅行で来たという女の子が「ねぇ、ゴールドコーストって夜になると結構冷えるのね」と周りにいた数人に話しかけました。すると、これから学校に通うというアメリカ人の男の子が「僕も今到着したばかりだからよくわかんないけど、半袖だとちょっと寒いね」と答えました。今度は仕事帰りというSubwayの制服を来たオージーの女の子が「昼間は半袖でも暑いけどね」と続けます。

それをきっかけに、どこから来たのか、何をしているのか、好きなスポーツ、それぞれの出身地…と話題は広がり、気づけば国籍も違う見ず知らずの7人のおしゃべりであっという間に40分は過ぎ、バスの中でも引き続き盛り上がりました。

このシンガポール人の彼女が始めた「天気」という何気ない、でも誰にでも関係がある話題。まさにスモールトークです。日本ではなかなか知らない人に積極的に話しかけるなんでことはしませんが、オーストラリアではバス停でカフェで洋服屋さんで…知らない人とでもちょっとした会話をするのは普通のことです。

ちいさな世間話からネットワークが広がったり、面白い情報を得られたり。もちろん、英会話の練習にもなります。まったく知らない人に話しかけるのは抵抗があるという人は、まずはご近所さんやカフェの店員さんなど身近な人との話すきっかけを作っていきましょう。スモールトークを身に付けると、きっと楽しみが広がるはずです(*^_^*)

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

日本の大学で経済学を学び、金融業界で働いた後、2012年にオーストラリアへ渡りました。ワーキングホリデーで大自然の中での仕事を経験し、「やりたいことは全部やる」をモットーに過ごした1年間は、私の人生観を大きく変えました。

その後、IELTS6.5を取得し、**サザンクロス大学会計学修士課程(Master of Professional Accounting)**を卒業。現在は、会計業務に携わっています。

「英語で学ぶのは難しそう」と躊躇しているあなたも大丈夫。私も同じ不安を感じていました。英語そのものよりも、英語“で”考え、英語“で”問題を解決することの難しさは、経験した人にしかわかりません。

だからこそ、あなたの「やってみたい!」という気持ちを、全力で応援します。”Where there is a will, there is a way”!!