こんにちは、アデレード支店の齋藤 新(あらた)です。
今日はクリスマスイブ 12月24日。
当社オーストラリア留学センターも2020年内最後の営業日となりました。
今年は COVID19・新型コロナウイルスで様々な変化を余儀なくされた年でしたね。
なお、私の勤務するアデレードですが、11月に新型コロナのクラスターが発生しましたが、すでに抑え込みに成功しております。
先日、クラスター由来の新規市中感染者 ゼロが連続28日を達成して、SA州政府より正式にアデレードクラスターの撲滅に成功したという公式会見がありました。オーストラリア人にとって1年を通じて1番大事な集まりの時期がクリスマスなので、アデレーディアンは短期決戦で絶対に「打ち勝つ」と頑張ったと思います。
とは言え、新型コロナウイルスの予防対策として基本は変わりません。手洗い、こまめな消毒、ソーシャルディスタンスはとても大事なことですね。
そんな中、ここ南オーストラリア州のアデレード のスーパーマーケット (Drake Supermarket) に ショッピングカートの自動殺菌機がテスト導入されています。Drake supermarketは 南オーストラリア州とクイーンズランド州で展開するスーパーマーケットチェーンです。地場産の食品、地産地消を大事にするスーパーチェーンですね。
この機器のアーチを潜らせる形でカートを進めると、霧状のミストがカートを99.9%殺菌した上、クイックドライなのだとか。
現在、オーストラリアのどこのスーパーにいっても、入り口に手指消毒のためのサニタイザーが置いてありますが、このカートの丸ごと殺菌消毒することで、スタッフの手作業でカートの持ち手の消毒作業が減るわけです。買い物客も殺菌されているとわかれば安心してカートを手に取ることもできますし。
News Source
https://7news.com.au/sunrise/on-the-show/supermarket-introduces-australias-first-trolley-sanitising-machine-to-fight-coronavirus-c-1571761
ちなみにこの殺菌機の開発元は米国企業ですが、共同開発とオーストラリア専売は SAGE GROUP という南オーストラリア州のトーンズリーに拠点を構える オートメーションエンジニアリング機器の会社になります。
このトーンズリーは、TONSLEY INNOVATION DISTRICT(再開発のイノベーション特区)として、主にクリーンエネルギー、医療機器、IT ネットワークテクノロジー、オートメーションエンジニアリング分野の企業を世界から誘致、州政府よりスタートアップ企業の支援をしている特区になります。その上、フリンダース大学のエンジニアリング、IT学部などのキャンパスもあります。
そうなんです! フリンダースのエンジニアリング学部は、インターンシップが必ず組み込まれていますが、もれなく業界最先端企業 と キャンパスが隣り合わせで、同じ施設内で学べると言うことですね。
このショッピングカートの自動殺菌機は、現時点ではトライアル導入と言うことですが、マスクの着用や個人の手指消毒に頼るだけでなく、ワクチンの普及を待つだけじゃなく、 生活に根ざした部分で さっさとこういう機器をテスト導入しちゃうのって良いですよね。 こういう機械って素人目ながら最先端の技術が応用されているか? はわかりませんが、こういう身近なところから少しづつ改善のヒントがあるんじゃないかな、そういう学びがあるんじゃないか、と思った次第です。
こういう小ネタが、2020年最後のブログ投稿でいいのか、と言う気持ちもありますが、結局、来年も同じ小ネタスタイルは変わらないので、引き続き現地の情報をお伝えしていければと思っております。
最後に皆様、素敵なクリスマスと良いお年をお迎えください。
2021年はアデレードで皆様にお会いできること楽しみにしております。