パース出身のアーティストが描いた絵本

今日はオーストラリア、パース出身のアーティストが描いた一冊の絵本、「THE RABBITS」をご紹介します。
この本は、アカデミー短編アニメ賞を受賞したショーン・タン(Shaun Tan)氏が絵を手がけており、彼独特のゴールド、オレンジを用いた絵柄が美しい本です。

非常に有名な絵本で、本屋さんだけでなく、大手文房具屋さんにあることもあります。
内容は、ある日うさぎが海を渡り、自分たちの住むところにやってくるというお話ですが、読み進めていくと、単なる絵本ではなく、背後にオーストラリアのカルチャー的な意味が隠されていることに気づく方も多いでしょう。

とても短く、読みやすい絵本で、英語力初級レベルでも辞書無しで読めるぐらいです。ぜひ図書館で読んでみて下さい。

【日本でショーン・タンの世界展開催!】
2019年9月21日〜10月14日まで、京都でショーン・タン氏の展覧会、「ショーン・タンの世界展」が行われます。日本でショーン・タン氏の原画や資料が見られる貴重な機会。ぜひ足を運んでみて下さい。

ちなみに、ショーン・タン氏は、パース、西オーストラリア大学の卒業生で、大学のキャンパスには彼の作品が展示されています(ちなみに屋外です!)。広いキャンパス内のどこにあるのか、パースにいる方は一度探してみて下さいね。

早川 真由 / Mayu Hayakawa

オーストラリア、パース在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I005)。オーストラリアにワーキングホリデーで渡航したのが、私の初めての留学でした。そこで感じたことは「留学は生活」。留学には、短期の観光とは違う「日々の生活」があります。一人で海外生活をすることは、初めての日本での一人暮らしを数倍タフにした感じ。日本を出発する前は分からなかったけれど、最初の一年で最も学んだことは「ライフスキル」だったかもしれません。でも、このライフスキルは人生においてどんなに役立つことでしょう。留学の醍醐味は、勉強だけでなく、自分の人生を強く、豊かにしてくれるところにもあります。

留学はチャレンジを止めたらおしまいです。学校に通って勉強するだけなら誰にでもできます。でも「勉強プラス何ができるだろう」と考え、積極的に行動することで、人と違う経験ができるチャンスがあるのです。いつもフレッシュなチャレンジ精神を持って、考えて行動する留学生活を送れば、きっとFruitfulな結果が待っていることでしょう。このカウンセラーに質問する