今日はオーストラリア、パース出身のアーティストが描いた一冊の絵本、「THE RABBITS」をご紹介します。
この本は、アカデミー短編アニメ賞を受賞したショーン・タン(Shaun Tan)氏が絵を手がけており、彼独特のゴールド、オレンジを用いた絵柄が美しい本です。
非常に有名な絵本で、本屋さんだけでなく、大手文房具屋さんにあることもあります。
内容は、ある日うさぎが海を渡り、自分たちの住むところにやってくるというお話ですが、読み進めていくと、単なる絵本ではなく、背後にオーストラリアのカルチャー的な意味が隠されていることに気づく方も多いでしょう。
とても短く、読みやすい絵本で、英語力初級レベルでも辞書無しで読めるぐらいです。ぜひ図書館で読んでみて下さい。
【日本でショーン・タンの世界展開催!】
2019年9月21日〜10月14日まで、京都でショーン・タン氏の展覧会、「ショーン・タンの世界展」が行われます。日本でショーン・タン氏の原画や資料が見られる貴重な機会。ぜひ足を運んでみて下さい。
ちなみに、ショーン・タン氏は、パース、西オーストラリア大学の卒業生で、大学のキャンパスには彼の作品が展示されています(ちなみに屋外です!)。広いキャンパス内のどこにあるのか、パースにいる方は一度探してみて下さいね。