クリスマスまであと4日。駆け込みでクリスマスプレゼントを買ったり、クリスマスのテーブルセッティング用品などを購入したりする人で市内中心のRundle Mallはいつもよりちょっと慌ただしい気がします。今週末にはクリスマス用の食材を買い求める人でセントラル・マーケットやファーマーズ・マーケットも混雑するんでしょうね。
さて、そんなクリスマスの準備ですが、日本ではクリスマスプレゼントは子供たちのもの、もしくは恋人同士が贈り合ったりするものというイメージがあると思います。一方、オーストラリアのクリスマスは家族が集まる時間なので、大人も子供も家族全員にプレゼントが渡ります。それぞれが全員に準備する場合もありますが、シークレット・サンタというシステム(?)を取ることもああります。
シークレット・サンタとは…
くじ引きなどで事前に誰が誰にプレゼントを贈るか決めます。ただし、誰が誰のサンタクロースなのかはお互い知りません。
私も以前ローカルのカフェで働いていたときに、職場のクリスマス・パーティーでシークレット・サンタがありました。「何をプレゼントしたら喜んでくれるかな?」と相手のことを思い浮かべながらプレゼントを探すのは大変ですが楽しいです。また、普段あまり話したことがない人にプレゼントを贈ることになった時は、どんなものが好きなのか周りになんとなく探りを入れたりしてその人を知るきっかけにもなります。
個々が相手なので、誰に当たるかは当日のお楽しみという日本でメジャーなプレゼント交換より、プレゼントもかなり個性的です。
アデレード支店があるシェアオフィス受付の女性とクリスマスの準備について話していたのですが、彼女は家族のクリスマスパーティーで自分の祖母のシークレット・サンタになったとのこと。
「いろいろ考えたんだけど、おばあちゃんは象が好きだから、象の保護団体に彼女の名前で寄付して証明書をプレゼントすることにしたの。きっと喜んでもらえるわ(*^^*)」
チャリティーをプレゼントにする!
その発想はなかったのでちょっとビックリしましたが、チャリティーの文化が発達しているオーストラリアらしいなと思いました。おばあちゃんも、象の保護団体の方も、そして象さんも、みんなが笑顔になれる素敵なプレゼントですよね。