語学学校をスポーツジムと考える


当社では、日々オーストラリア留学に関する質問を頂いていますが、その多くは将来を見据えた学校選びについて。もちろん、語学学校からスタートする留学生は多く、「会話力が足りないので高めたい」「英語圏の人達とコミュニケーションを取れるようになりたい」など、目標も気合も様々です。

自分も生徒さんの期待に添えるよう、日々学校から最新の情報を得てお伝えしています。

ただ、留学をスタートしたもの、あまり英語力が伸びない生徒さんがいるのも事実。なぜなんでしょう。語学学校で英語が伸び悩む生徒さんと話をすると「先生から言われたことはやっている」「時間どおりには学校に行ってますよ」「今は英語力が全然伸びた気しないけど、12週間もいればなんとかなるんだと思います。」

ふむふむ、なるほど。ただ、そんな皆さんに伝えたいことがあります。

学校はスポーツジムと同じ

語学学校はスポーツジムと考えてみましょう。例えば、あなたがスポーツジムに申し込んだとして、毎日ジム内のテレビをボーッと見てても体は引き締まりませんよね?贅肉は落ちませんし、腹筋は割れません。

あくまでスポーツジムのトレーナーからアドバイスを聞き、ジムの機材を使って自分を追い込んでこそ、目標とする体に近づきます。つまり、「スポーツジムに申し込む=体を鍛える機会を得た」だけということです。

語学学校も全く同じで、語学学校に入学するということは、「英語力を伸ばす機会を得た」だけです。だけと言ってしまうと少しい寂しい感じもしますが、そう考えられるかどうかで、最終的な英語力の伸びは変わります。

語学学校の先生は、あなたの英語力を身につけてくれる、プロ集団です。わからないことは先生に質問しましょう。ライティングが苦手ならもっと宿題を出してもらいましょう。話しましょう。

「えー、でも林さん。。。私より勉強していない子、沢山いますよ。。。」

そんなことは、気にしないでいいです。あなたの周りの子が勉強をしようがしまいが、関係ありません。英語力を身につけに語学学校に通っているわけですし、なにより"あなたの留学"です!

語学学校の費用は決して安くありません。学費をおさめた分、みなさんにはしっかり元を取り、英語力という筋肉をつけて欲しいと思います!

林 真生 / Hayashi Masuyo

オーストラリア、ブリスベン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I008)。日本では販売業、IT関連業に携わり、海外といえば旅行でヨーロッパやアメリカを訪れる程度。そんな中、友人のススメもあり、2002年ワーキングホリデーでゴールドコーストへ。右も左もわからない中、留学代理店(現職)のWEBサイト制作をする機会に恵まれ、1年間夢中で専門知識を身につける。その後、勤務先のサポートを得て2006年に永住権を取得。2年後、新オフィス開設に伴いメルボルンに転勤、約7年間をメルボルンで過ごす。しかし、QLD州の暖かさが忘れられず(?)、 2015年7月にQLD州に戻り、現在ブリスベンオフィスの留学カウンセラーとして、全力で留学生のサポートを行っています。このカウンセラーに質問する