アデレードの街角で見つけた「無料給水所」

アデレードは今、真夏の真っ盛り!毎日暑い日が続いています。

今朝、通勤バスに乗っていたら、いつもと違うルートを通ってシティに向かっていることに気づきました。

「あれ?なんでこんな遠回りしてるんだろう?」と思ったら、アデレードで毎年開催されるロードバイクレース「Santos Tour Down Under」の期間中だったんです!すっかり忘れていました。(レースは1月17日から26日まで開催)

この暑さの中、選手たちは本当に大変だなぁ…と思いながら、いつもとは違うバス停で下車。せっかくなので、ビクトリア公園にあるイベント会場に行ってみました。

大きなロードバイクのオブジェを見ると、「ああ、アデレードの暑い1月が来たんだな」と感じます。

でも、朝早かったためか、会場にはレース関係者しかいませんでした。
メインイベントまではそんなに人も出てこないかな、、と思いつつ、オフィスに向かう途中、水道局「SA Water」の前を通った時に???を発見!

それが、こちらです。↓

これは、SA Water が設置している無料の飲料水スポットなんです。(要マイボトル!)

SA Water の Instagramより↓


最近、水を飲むことが多くなった私。以前は仕事中にコーヒーをよく飲んでいたのですが、今は常温水。おかげで、この無料給水所の存在も、以前の私だったら見過ごしていたかもしれません。

SA Water は、使い捨てペットボトルを減らして、水道水をもっと使ってもらおうと、「BYOB (Bring Your Own Bottle)」という取り組みを始めたそうです。
(*現在は新規の給水所の設置は終了しています)

BYOBについて、もう少し詳しく説明すると…

使い捨てペットボトルの削減
オーストラリアでは、毎年3億7000万本ものペットボトルがゴミになっているんだそうです。BYOBは、ペットボトルのゴミを減らして、環境を守ろうという取り組みです。

水道水の安全性と品質
アデレードの水道水は、安全でおいしいんですよ!ということを、みんなに知ってもらうための活動も行っています。
(ちなみに、アデレードの水は硬水です。硬水が苦手な人は、フィルターを使うなど工夫してみてくださいね。)

BYOBアプリ
南オーストラリア州にある給水スポットや水飲み場を、スマホアプリで簡単に探すことができます。
アプリには地図機能があって、給水スポットの場所や評価を見たり、新しい情報を追加したりすることもできます。
Google PlayストアとApple App Storeからダウンロードできるので、私も早速使ってみました。


すると、オフィスやランドルモールなど、近くにたくさんの水飲み場と給水スポットがあることがわかりました!

「ちょっと喉が渇いたけど、わざわざ水を買うほどでもないな…」という時はもちろんのこと、ビーチの近くの駐車場などにも、給水スポットがあるようですし、アデレードの夏は暑くて乾燥しています。マイボトルでこまめな水分補給にちょうど良さそうです。

以上、水を飲むようになってから、発見したことでした。
南オーストラリア州に住んでいる人や、アデレードに旅行に来る人は、ぜひBYOBアプリを使ってみてください!

齋藤 新 / Arata Saito

オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。1999年、経済連を退社し、ニュージーランドに留学→2000年、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスでのサポートと様々な形で留学生と接する日々。このカウンセラーに質問する