私の就職活動体験記-最終回 内定の真実

ちょっと間があいてしまいましたが、「私の就職活動体験記」シリーズ第5弾!!
2次面接を通過し、いよいよ最終社長面接へ。

第1弾は、「私の就職活動体験記-留学と就職活動」。
第2弾は、「私の就職活動体験記-履歴書の作成」。
第3弾は、「私の就職活動体験記-就職面接開始」。
第4弾は、「私の就職活動体験記-内定までの道のり」。

社長面接の内容は、緊張しまくっていたせいか、どういうやりとりがあったかほとんど覚えていません(笑)

ただ、社長に「これから商社として、どういうビジネスにチャンスがある?」という質問をされて、「ロボットです!」と、その日の朝にみた日本経済新聞に掲載されていた記事から、付け焼刃的に熱弁したのを覚えています。ド文系の私が、ロボットに関しての知識などあるわけもなく(笑)

最初は少し質問されましたが、面接の後半は勤務に関する話になっていました。

事業部長「それで君はいつから働きたいんだ?」

私「一旦地元に戻りたいので、区切りよく4月からでもいいでしょうか?(当時1月末でした)」

事業部長「そんなのだめだ、2週間後から来なさい」

私「え、2週間後ですか!?」

ということで、翌週に住む家を決めその1週間後に東京に引っ越し、2月中旬から働くことになりました(^_^;)

Business Meeting
by thetaxhaven

なぜこんなにさくさく決まっていったのか、こんなことを言えば元も子もないですが、私の場合は、「運」によるところが大きいと言えます。

後々話を聞くと・・・

私の就職活動体験記-就職面接開始」で書いたのですが、働きたい事業部を特に決めておらず、渡された会社パンフレットの一番上にあり、焦って指を差した「〇〇事業部」。ちょうどこの事業部の人が一人辞めており、すぐに働ける人が欲しかったそうです。

前職者の引き継ぎがなく飛び込んだので、大変な目にも合いましたが(詳しくは、「私の就職体験記シリーズ」をご参照)、1次面接でもし違う事業部を希望していたら、内定はもらえていなかったかもしれません。

すぐに働ける人といっても、私自身ずっと学生だったので、即戦力にはなりません。どうせなら、社会人経験もあり即戦力になる人のほうが会社にとってはよいはず。実際に私と並行して、社会人経験者も面接を受けていたそうです。

ここでもう1つ、運が味方しました。

当時この会社はしばらく新卒採用をしておらず、社員の若返りのためにも新卒採用を検討し出した時期でもありました。私は「新卒」とはちょっと異なる枠組みで入社しましたが、こういった当時の会社の流れも味方してくれました。ちなみに、よっぽど童顔だったのか、行動が幼かったのか、入社当時の私は他部署の方から高卒で入社した人、と思われていたようです(-_-;)

私の場合、ラッキーなことに2つの運も味方してくれましたが、留学後の就職活動を通じて感じたことがあります。

それは、留学経験だけではなく「私自身全体を見られる」ということ。

留学経験のアピールはもちろん大切ですが、留学前の経験、留学に至るバックグラウンド、留学中の経験、そして将来をどう考えているか、といったストーリーも必要です。また、どういった考えを持っていて、どういう状況でどのように行動ができるか、といったことも見られています。

「坂本岳志」という人物の、これまでの積み重ね全てを見られていることを強く感じました。

そのため「留学をすれば就職に有利になるかも」や「英語ができたほうが就職に有利になるかも」といった考えだけで留学をして、就職活動に臨むとつまずいてしまいます。

なんて、真剣に考えておらず、ぐだぐだに就職活動を始め、運で内定をもらった自分が言えたセリフではありませんが・・・。

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坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する