QVBの隠れスポット- ストリートピアノ


シドニーの中心地に位置するQueen Victoria Building(以下、QVB)は、ショッピングや観光スポットとして人気のある場所です。特に地上階(グランドフロア)からの吹き抜けに飾られる巨大なクリスマスツリーは有名ですが、実はQVBには他にもちょっとした隠れた宝物があります。それは、「ストリートピアノ」です!

先日、日本で音楽大学を卒業された方から、ワーキングホリデーのご相談があり、現地でもピアノを弾きたい、というご要望でした。シドニーでストリートピアノがあるのか調べてみたところ、オフィスから徒歩5分ほどのQVBにありました。

QVBは、1888年に建設されたロマネスク建築で、イギリスのヴィクトリア女王の即位50周年を記念する「ジュビリー」の年に誕生しました。ステンドガラス、天井のドームやアーチ、階段の手すりなど歴史を感じさせるディテールが素晴らしく、2階の中央にグランドピアノが置いてあります。どなたでも自由に演奏することができ、予約も必要ありません。もちろん無料です。

ちょうど写真を撮りに行った際にも、男性がグランドピアノを弾いていました。

最上階まで続く吹き抜けの中で、思い思いの曲を奏でることができるのは、本当に気持ちいいだろうな、と思います。

ピアノは聞くだけでなく演奏することでもストレス解消効果が得られるそうです。
海外での生活で少し疲れたな、というときにも良いリフレッシュになるかもしれません。
ピアノが好きな方、ぜひQVBで思い切って演奏してみてください。

大越 麻結 / Mayu Okoshi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G175)。高校2年の時に、ノースシドニーのカソリック系女子校へ2週間の短期留学。当時、Appleという単語すら聞き取れなかった私を温かく迎えてくれたホストファミリーとの出会いを通じ、またオーストラリアへ来る事を心に決める。その後、アパレル業界勤務、実家家業を経て、2002年ワーキングホリデービザで渡豪。1年の滞在が終わりに近づく頃、何かを得てから帰国したいと考え、専門学校へ進学。Diploma of Public Relationsを修了する。留学業界との出会いはワーホリ時代に遡る。その後、英語学校スタッフとしての勤務、オーストラリア留学センターシドニーオフィスで12年の勤務を経て東京オフィスへ異動。2021年から再びシドニーオフィス勤務。このカウンセラーに質問する