お隣さんはガーナ人

オーストラリアの国民の4人に1人は外国生まれと言われており、およそ200以上の異なる文化を持つ人が住んでいると言われています。なのでオーストラリア人と言っても、生まれはイギリスで、育ったのはオーストラリアという人や、父親は韓国人で母親は日本人だけどオーストラリアで育ったという人など、一言にオーストラリア人と言っても見た目や国籍だけでは何も判断できません。

そんな環境だからか、オーストラリアに住む人はとてもフレンドリーな人が多いと感じます。見た目や国籍などはあまり関係なく、お互いの文化を尊重し合う、お互いをもっと深く知ろうとする、みんな違って当たり前。そんな環境なので、本当はここでは外国人であるはずの私も、とても居心地がよく感じるのだと思います。


先日、お隣に住むジョージから、ディナーパーティーに招かれました。ジョージはガーナ出身のアフリカ人です。ちょうどカナダのトロントに20年以上住んでいるお姉さんがパースに遊びに来られていて、明日帰国されるのでパーティーをするとのこと。本場のアフリカ料理を作るから、ぜひトライしにおいでよ!と言われたので、アフリカ料理が初めての私は二つ返事で行きます!と連絡をしました。


お家に行くと、とても賑やかなご家族を紹介してもらいました。お姉さんからはトロントのお話を聞き、ジョージの娘さんたちは、パースでマードック大学とカーティン大学をそれぞれ卒業されたようで、年齢も私に近いのでとても仲良くなりました。今度一緒にマンジュラに遊びにいく約束も♪


そして私が楽しみにしていたアフリカ料理!みんなに色々お料理の説明を聞いて、全部食べて見ましたが全部美味しい!特にこのジョロフライスというチキンが入ったピリ辛のご飯が絶妙で、思わずレシピを聞いてしまいました。お勧めのワインを頂いたり、頭の上に何を乗せても落とさないダンスを見せてもらったり、なんだかんだ11時前までお邪魔をしてしまいました笑


人生、たくさんの人との出会いがありますが、一歩日本をでるだけで様々な国の文化、人に出会えます。多国籍文化のオーストラリアに留学をする楽しさはこうした出会いではないでしょうか。

雨が降っていると、いつもうちのビン(ゴミ箱)も中まで入れてくれるジョージは本当に素敵なお隣さんです。今度は日本料理をご馳走してあげたいですね。

辻井 麻衣 / Mai Tsujii

オーストラリア、パース在住。外国語大学を卒業後、さらに生きた英語を学ぶため、アメリカでの長期留学を決意。留学先では、机上で学ぶ英語との違い、異文化、価値観の違いなど、毎日が驚きの連続で、自身の人生観が変わりました。帰国後、大手旅行会社、英会話学校に就職。2014年、結婚を機にパースに移住し、現在に至ります。思い返せば、人生の半分以上は語学に関わってきました。そんな自分の経験を、少しでも役立てたいという思いから、現在パース支店で留学カウンセラーとして、多くの留学生のサポートを行っています。

※ 2019年7月〜2020年6月まで産休/育休を頂いていますこのカウンセラーに質問する