何%オーストラリア産?

私が住んでいる西オーストラリア州は農業・畜産業が盛ん。

パースから少し離れると、見渡す限り広大なファームが至るところにあります。

そのためか、食料品はなるべくオーストラリア産のものを買おう!と自然に思ってしまいます。

2016年7月以来、オーストラリア大手スーパーで販売されている食料品にも細かい表記が記載されているので、購入時には食料品の生産地を必ずチェックします。

例えば「Made in Australia」と表記されていてオーストラリア産なんだと分かっても、製造に使われる原料はどこからきているのか?と疑問になりますよね。
ウールワースウェブサイトより

でも、「Made in Australia from at least 90% Australian ingredients」とあれば、「オーストラリアの材料を90%以上、残り10%はオーストラリア以外の国の材料を利用し、ほぼオーストラリアで製品化されているもの」だとわかります。

その他は、

「Grown in Australia」
全ての材料がオーストラリア産。

「Product of」
全ての材料がオーストラリア産で、ほぼ全部の工程においてオーストラリアで製品化されたもの。

「Packed in」
オーストラリアでパックされているけれど、一部材料や製造過程がオーストラリアで行われていない製品。

「Imported」
海外からの輸入品。

です。

オーストラリアといえばベジマイト。95%はオーストラリア産の材料が使われています。

オーストラリアの超有名な食品会社、UNCLE TOBYSのオーツの原料は90%がオーストラリア産。

意外だったのがベーコン。オーストラリアは畜産も盛んだと思っていたのですが、スーパーで販売されているベーコンの多くは15%ぐらいしかオーストラリアの原料が利用されていません。

また、オーストラリア以外の食材が、どこの国のものなのかは問い合わせをしないと分からないそうです。

少しでもオーストラリアの製品をサポートできる嬉しい表記。

スーパーに行ったら、製品を一度裏返してどのぐらいオーストラリアの材料が使われている製品なのかチェックしてみて下さい。

早川 真由 / Mayu Hayakawa

オーストラリア、パース在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I005)。オーストラリアにワーキングホリデーで渡航したのが、私の初めての留学でした。そこで感じたことは「留学は生活」。留学には、短期の観光とは違う「日々の生活」があります。一人で海外生活をすることは、初めての日本での一人暮らしを数倍タフにした感じ。日本を出発する前は分からなかったけれど、最初の一年で最も学んだことは「ライフスキル」だったかもしれません。でも、このライフスキルは人生においてどんなに役立つことでしょう。留学の醍醐味は、勉強だけでなく、自分の人生を強く、豊かにしてくれるところにもあります。

留学はチャレンジを止めたらおしまいです。学校に通って勉強するだけなら誰にでもできます。でも「勉強プラス何ができるだろう」と考え、積極的に行動することで、人と違う経験ができるチャンスがあるのです。いつもフレッシュなチャレンジ精神を持って、考えて行動する留学生活を送れば、きっとFruitfulな結果が待っていることでしょう。このカウンセラーに質問する