我が家ではそんなにアイスを買う方ではないのですが、 夏場は冷たいアイスクリームでクールダウンしたい!!とアイスを食べたい欲求にかられます。
とは言え、せっかくアイスクリームを楽しむなら、体にも環境にも優しいものを選びたいと思いませんか?
(アイスの種類がこんなに豊富!などの内容じゃなくて申し訳ないんですが・・・)
ご紹介したいのが、Golden North の パームオイルフリーアイスクリームです。
南オーストラリア州で愛されている アイスクリームメーカーで、2012年から パームオイル不使用アイスクリーム作りにこだわっている数少ないブランドなんです。
我が家では好んで良く買っています。
Say No To Palm Oil
さらに、グルテンフリー、ナッツフリーなので、これらのアレルギー持ちの人にも安心です。ちなみに、乳製品不使用のビーガン対応の種類もあります。

このパームオイルですが、殆どのアイスクリームで使用されている理由(メリット)は、以下の3つのようです。
「食感と口溶け」
パームオイルは、融点が高く、口の中で溶ける温度が体温に近いことから、クリーミーな食感と良好な口溶けを与えることにより、濃厚でリッチな味わいになる。
「保存性の向上」
パーム油は酸化しにくいため、アイスクリームの保存性を高める効果があります。パーム油を使用することで、アイスクリームがより長く品質を保ち、風味や食感が劣化するのを防ぐことができる。
「低コスト」
安価で大量生産が可能なため、アイスクリームの製造コストを抑えることができる。
と言う事なんですね。つまり安価なアイスクリームには使われがちと言えます。
安価で長期保存も効く口溶け濃厚な味わい、、これらのメリットを享受しないのが、パームオイルフリーのアイスと言う事になります。
そしてパームオイル使用の デメリットですが、パームオイルは、植物性乳化剤として使われることが多いようなんですが、いわゆる「飽和脂肪酸」の含有量が多めです。
摂取し過ぎは健康を害すると言われているアレです。
また、パームオイルは生産過程で、特にアジア地域での森林破壊や野生生物の生息地の破壊につながることが知られています。(最近では、再生利用可能なパームオイルを使用することで現状よりも環境破壊を進めせない取り組みは行われているようですが、実態は見えてきません)
ちなみに、パームオイル不使用のアイス で、世界的に有名アイスメーカーだと Häagen-Dazs と Ben & Jerrys です。大手スーパー Colesや Woolworhs においてありますが、いかんせん高い(高級アイスと言われる所以)ですよね。
その理由は上記の通り、低コストになる 添加物を入れないと 値段は 高くなる、と言う事だと思います。
Golden North のアイスですが、少しだけ値段も高めですが、 Häagen-Dazs ほどではありません。
オーストラリアで人気の Gourmet Ice Cream Connoisseur が 1L で大体12ドル前後なので、同じくらいです。Connoisseurを含めオーストラリアで購入できるアイスの殆どは パームオイルが使用されています。

お味の方はと言うと、確かに Connoisseur のアイスよりも 濃厚感は少ないと思います。ですが、あっさり系が好きな我が家では気になることではありません。
アイスクリームは 製造工程においてオーバーランと言う空気を含ませる量で「食感」が変わるらしいのですが、Golden North のアイスも フレーバーによっては若干シャリシャリ感が残ってたりします。ただ 何よりも パームオイル不使用でこの価格帯で買える、、と言う事に尽きます。
Golden North のアイスは 2017年から 全豪のスーパー(IGA)で購入できるようです。アデレードだと、Coles、Woolworhsでも見かけますが、フレーバーの種類が少ないところもあります。
Drakes では種類豊富においてあることが多いので、ちょっと試してみたいという方は、Drakes が良いかも!
もちろん、南オーストラリアのメーカーなので、アデレード市内からちょっと北に行ったNailsworth に Golden North の オフィス兼アイス直販所があります。
アデレードにお住まいで近くのスーパーで見かけない、全種類の中から選びたい、という方は、ぜひ直販店に行ってみてください。