もうすっかり夏の暑さは過ぎ去って、シドニーは秋から冬に向かっているのを日々感じます。
秋といえば読書の秋。
先日、ブリスベン支店の芽衣のブログ「DON’T Social Distance from Books」にて、英語で本を読むことにより得られる効果について紹介がありました。
そして、偶然にも私は最近、オンライン図書館というものを見つけたので、気になる本を見つけては、食後に庭でリラックスしながら、寝る前のちょっとした時間などに読書を楽しんでいます！
そこで、今回はオンライン図書館について紹介したいと思います。
オンライン図書館とは？
オンライン図書館とは、住んでいる地区や市の図書館が提供するサービスの一つです。最寄りの図書館にて利用登録をすれば、誰でも無料で電子書籍を借りることができます。
現在、新型コロナウイルスの影響により、シドニー市内最大規模を誇るNSW州立図書館を始め、全ての図書館が閉館しているので、閉館中も読書を楽しみたいという方や、英語での読書にチャレンジしたい方にオススメです。
利用登録は簡単！
NSW州のオンライン図書館の利用方法は、
①図書館に利用者登録
②アプリをダウンロード
以上です。
①図書館に利用者登録
最寄りの図書館のウェブサイトから名前や住所、電話番号、メールアドレスを登録します。
既に図書館の利用登録をされていて、図書館の利用者カードを持っている場合は、新たに登録する必要はありません。
②アプリをダウンロード
NSW州の全ての図書館は、indyreadsまたはBorrowBoxというアプリを介してオンライン図書館の利用が可能です。
indyreadsはNSW州の図書館利用者向けアプリなので、NSW州に住所がない場合は利用ができませんが、BorrowBoxはNSW州以外の図書館利用者でも利用が可能なようです。
indyreadsとBorrowBoxのそれぞれ特徴は？
2週間ほど利用してみて、それぞれの特徴や私視点のレビューをまとめてみました。
indyreadsの特徴・NSW州の図書館利用者が利用可能。
・Small Pressと呼ばれる自己出版やインディーズ出版社の書籍が並ぶ。
・電子書籍がほとんど。オーディオ書籍も数は少ないが利用可能。
・最大貸し出し数は20冊。
・貸し出し期間は21日間。
indyreadsのレビュー
◯書籍をダウンロードすればオフラインでも利用が可能。
◯アプリがシンプルで使いやすい。
◯読書中に英英辞書機能が利用できる。
◯人気書籍予約時に、貸し出しまでのおおよその日数が分かる。
△取り扱い書籍数が少なく、新刊や専門書は特に少なめ。
△プレビューは著者紹介を含む最初のチャプターのみの閲覧となっており、序章が読めないこともある。
BorrowBoxの特徴・NSW州以外でも、自分が利用している図書館がアプリを通してサービスを提供していれば利用可能。
・利用者登録をしている図書館によって提供している書籍に差がある場合がある。
・最大貸し出し数は10冊。
・貸し出し期間は20日間。
BorrowBoxのレビュー
◯書籍をダウンロードすればオフラインでも利用可能。
◯取り扱い書籍数やジャンルが豊富。
◯新刊も比較的多く、おおよそ2ヶ月待ちで借りることができる。
◯オーディオ書籍のスリープタイマー機能(タイマーで再生停止になる機能)が使いやすく便利。
△利用可能な書籍が市や地区によって異なる。(私の住んでいるCity of Rydeは電子書籍の取り扱いはなく、オーディオ書籍のみの取り扱いでした…)
△アプリが使いづらい。(予約待ち、読書中、借用中の本がひと目でわかりにくい。)
△人気書籍は8〜10ヶ月待ちのこともある。
どちらも読書好きな方にとっては取り扱い書籍数が豊富とは言えず、物足りなさがあるかもしれません。
それでも、無料で気軽に利用できる点や、普段あまり読書をしない方が自分に合った英語レベルの本を見つけるのには十分な書籍数だと思います。
私は電子書籍を利用し始めた今も、本は紙媒体派（書き込みできることはもちろん、繰り返し読む度にボロっとしてくる感じが良い！）ですが、電子書籍の良いところはいつでもどこでも気軽に本を楽しめるところだと思います。
留学中やファームで働いている間、あまり荷物を増やしたくないけど、読書はしたいという方は是非オンライン図書館を利用してみてくださいね！
